山と川を楽しみ尽くせ、徳島…阿波池田、脇町編
3月に入り例年の如く、仕事が溜まり溜まり追いつかない状態が始まってしまいました。
それも今年度より主任職なので、保育以外の仕事で準備しないといけないものがあまりに多く、PCと毎日にらめっこ状態。
それに加えいつも通り保育のカバーは入らないといけないし、もうバタバタいつまで続くのか、と気持ちも落ちつつあります。
そんな弱音を吐いても3月末までには仕上げないといけないので、老体にむち打って乗り切るしかないのですが(涙)
来週は唯一の土日休み、関西は緊急事態宣言も解除されて落ち着いているようですが、京都とかの人出を見るとまだ街中にはなかなか行く勇気は無いなあ。。。
近場で静かに癒やされるかなあ。。。
と言うかそれまでにある程度仕事が片付かないと行けないんですけどね。まあ、頑張りますわ。
では徳島シリーズの続き、吉野川を下り、三好市の中心「阿波池田」に立ち寄ろうと思います。
山と川を楽しみ尽くせ、徳島シリーズ
大歩危から小一時間ほど吉野川沿いを下っていくと一気に開けた土地が現れます。
その場所こそ「阿波池田」、昔は池田町と呼ばれていて、高校野球で有名な池田高校もこの地にあります。
早速駅近くのショッピングセンターでお茶を買うついでに車を停めさせてもらい、町並み探訪をしようと思います。
小雨が降っていて人の出も少ない阿波池田の町。
町の中心部はなんともレトロな感じで、ちょっとしたタイムスリップ感を味わえますよ。
この商店街の雰囲気、ザ・昭和って感じで良いですよねえ♪
ただ大分シャッター通り感が強く、地方の厳しさがこのコロナ禍も相まってより強烈に伝わってきます。
お店によっては「県外からのお客お断り」なんて紙を平然と貼っているところもありましたしね。(結構な割合で貼ってあったのはやはり地方ならではの特有の事情なんでしょうね、観光で訪れた場合は外食は諦めて宿食にするなどした方が良いかもしれません)
そして阿波池田は小さいながらも、町のあちこちにうだつの建物が点在しております。
うだつって何?と思われる方。
「うだつの上がらない」って言葉ありますよね。
これが「うだつ」
その昔火事の多かった頃、隣に隣接する建物からの延焼をこのうだつを作ることで防ぐために作られた「防火壁」の役割を担っていたこの「うだつ」ですが、これを作るにはお金がかかり、作ることが出来たのは豪商などのお金持ちに限られていたことから、生活のレベルや地位が上がらない等のたとえが「うだつがあがらない」と言う慣用句が出来た謂れだと。。。
そういえば、うだつの町並みと言えば「脇町」が有名じゃね!?
以前行った脇町も時間なんとか取れそうだし、行っとくか。
1時間半もあれば中心部は十分見て回れる「四国のへそ阿波池田」、少し離れたところにある山の上にある「箸蔵寺」も行ってみたかったんですけど、この天気ではちょっと微妙かな。。。
と言うことで今回は諦めて「脇町」の方へ向かいます。
吉野川沿いを海方向へ進むこと一時間ちょっとで脇町のうだつの町並みに到着。
前回の記事は徳島上陸
以前の記事には脇町のことを「こぢんまりとした」と書いてあったが(;´Д`)んなことはないw
昔はもっとせかせかして見て回っていたと言うことか(汗)
道の駅からすぐにうだつの町並みにアプローチできる辺り、かなりここ脇町がうだつの町並みに力を入れていることが分かりますね♪
因みに↑の緑地帯はその昔ここに船着き場があり、この地の名産である「藍物」を荷卸し、吉野川に水路を通じて日本各地に運んでいた跡と。
なるほど、故にこの地のうだつが凄い訳ですねえ。
久しぶりの脇町ですが、天候も今ひとつと言うこともあり人はほぼいない状態ですが、悲壮な感じはなくゆっくり見て回れそうです。
430メートルもの長い一本道の両側にこれでもか、と往時の繁栄の象徴「うだつの町並み」が広がっています。
こういった昔ながらの町並みには絶対ある升形も良い感じ♪
さすがは日本最大と行っても良いほどの「うだつの町並み」!因みにもう一カ所岐阜県の「美濃市」もうだつでは有名ですが、美濃市の方は一回行った時にあまり時間なくゆっくりは多分見て回っていなかったのかなあ、今ひとつ記憶が(^◇^;)
うだつのボリュームですが、往時の繁栄の象徴を表すかの如く、隣通しどちらのうだつが上がっているかを競っている姿もこの地ではしっかり拝むことが出来ますよ。
この張り合い感が良いよねえ♪
脇町はうだつで有名なのはこれでお分かりかと思いますが、町並みの両端の辺りには、明治時代に作られた法務局跡や脇町劇場オデオン座など近代の建物などもあり、一緒に見て回れるのはなんともうれしい限り。
時間があればどちらも入ってみたかったけど、そろそろ宿に向かわないと厳しい時間だし。。。
とか行っていたくせにこの後のロングドライブに備え、雨で冷えた身体を温めて行こう、と町並みにある茶屋で一休みする時間は別♪
このお店の名物はそば米雑炊とのことだったんですけど、宿で食事を入れているので、ちょっと我慢して「ぜんざい始めました♡」に惹かれwおぜんざいをいただくことにしました♪
いやあ、甘い物にはお漬けもんでさっぱり口直しですなあw
もっとゆっくりしていきたいんですけど、この日の宿はこれまた険道、酷道を走って行った先にある温泉宿。
さあて、無事に到着するのでしょうか(^◇^;)
今回の行程
祖谷美人~阿波池田~脇町うだつの町並み
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こんばんはー
この、レトロ感がいいですね。
しかし、県外からはお断りって、気持ちはわかるけど、
やはりちょっと凹むかもな。。
でも、やっぱり旅にでてしまいますよね!!
投稿: はな☆ | 2021年3月11日 (木) 01時03分
そう言えば、この間の大河でドラマで藍といえば阿波!みたいなセリフが何度か出てきてましたね。
この辺の話をしていたのかなぁ。
思いがけず、周辺知識が繋がりました!
うだつといえば、美濃の他に愛媛の内子を思い出しましたが、徳島にもうだつのある街並みがあるとは知りませんでした。
徳島ってそんなに広くないけど、あんまりちゃんと回れてないことに気付きました。
投稿: ナユタ | 2021年3月15日 (月) 00時41分
めっちゃ好みです、この町並み。両方とも。
うだつというと僕は岐阜県を思い出すのですが、徳島にもあるんですねえ。
徳島ってけっこう魅力多いんですね。山の方は全然行った事ないですので読んでて面白いです!
投稿: ゆうき | 2021年3月21日 (日) 12時54分
Re:はな☆さん、阿波池田、関西でもよくニュースになっていたんですが、県外からの車に傷をつけたりするとかでどうしても保守的な地域故にまあ、その辺りも含めてこちらもお邪魔するしかないのかなあ、と。。。
確かにあまりいい気はしないけど、あちらにはあちらの論理があるんでしょうね。
関東もそろそろ緊急事態宣言解除となりそうですが、またぶり返さないか心配ですね。
投稿: 大樹 | 2021年3月21日 (日) 22時04分
Re:ナユタさん、多分そうでしょうね、脇町の繁栄の歴史、歴史に疎い自分にとっても良い勉強の機会となりました。
内子、懐かしい!と言いつつ一回しか言ったことないけどw
徳島って俺もすぐ側の県なのに全然知らないところたくさんあって、今回の2泊旅でも色々な発見があって楽しかったですよ。
投稿: 大樹 | 2021年3月21日 (日) 22時06分
Re:ゆうきさん、昭和と江戸の町並み、もう令和となっては完全にどちらも歴史遺産ものですよね。
阿波池田のザ・昭和感魅力的ですよね。町の雰囲気も昭和初期の雰囲気故やや保守感強い町でしたが。。。
今回は海でなく山と川がメインでしたが、徳島の海もまた魅力的ですよねえ。
投稿: 大樹 | 2021年3月21日 (日) 22時09分