世界にいちばん近い城下町、岸和田
いやあ、暑い日が続きますね。
大阪もコロナでバタバタしているものの、みんなコロナ疲れなんでしょうね、人出も多くなりつつあります。
とはいえ、用がなければやっぱり市街地には自分はちょっと足を向けるのは厳しいわあ、と出掛けるのは自重しております。
(とはいえ、病院等で大阪市街にいかざるを得ないことはありますけど(;´Д`)。。。)
旅行も行きたいけど、今回は全く予約を取っておりません。。。
とりあえずギリギリまで様子を見て、行っても近隣の静かな所へ向かおうかなあ。。。
飛行機利用したいんですが(もうすでにマイルがポイ捨て状態が続いている(涙))、第5波のレベルを見ていると行く場所が。。。
とはいえ、お散歩体ではふらふら休みの日にしているので、旅行に行くまでの間不定期に放り込んでいこうと思います。
もう一つのサイトも更新中♪
ETERNAL WIND~永遠に吹く風~
「コロナワクチン接種を終えて。。。」
「大きな株のお話…悲喜こもごも」
今回は泉州の中核都市「岸和田」の中心部をメインに散歩してきました。
関西空港からほど近い城下町と言うこともあり、「世界にいちばん近い城下町」を謳っている岸和田市。でも俺的にはやっぱり「だんじり」だなあww
スタート地点は南海「岸和田駅」
流石は特急も止まる岸和田駅、駅ビルもとんでもなくどでかい!!
しかし、でかいのは駅だけで駅前はバスターミナルもこじんまりとしたもので、駅周辺は至って地方の下町って感じで、なんともアンバランスさが際立つ。
しかし年に一度、9月に行われる「だんじり祭り」の時だけは日本中からファンが訪れるほどの大混雑で身動きが取れないほど。
商店街や町の中を全速力で駆け抜けるだんじりはそれはもう凄いものらしい。
だんじりの激しさを見てみたい方はこちら↓
だんじりの時期の思い出と言えば高校時代、毎年このお祭りの時期になると学生がグンと減るのを思い出しました。
何故って?それは。。。
みんな「だんじり祭に参加」してしまうからなのです(;゚ロ゚)!!!
当時のうちの高校、今では大分減ったかと思いますがその当時は普通だった「男子校」でして、それはそれは野郎臭全開な高校(今はしっかり「共学」になってますけどw)。
高校は大阪市内にあったんですけど、自分が使う南海高野線ともう一つ、JR阪和線という大阪と和歌山を結ぶ路線の駅の真ん中くらいにあり、岸和田から通ってくる学生もとても多かったんですよねえ。。。
なので祭り時期、クラスの半分は一気にいなくなるというw
だんじり愛って凄まじいものがありました。
とても真面目な子で普段あまり目立つことのない子も出身が岸和田だったんですが、だんじりの話になるとまるで別人。。。
ただただその地元愛の凄さにすげー、しか言葉が出てこなかった記憶が。。。
大阪の南部はおおよそだんじり祭はあるのですが、泉州地域のだんじりは性質を「異」にするパワフルさを感じますw
さて、大分前置きが長くなりましたが、そんなだんじりと共に育ってきた岸和田の町を探索しようと思います。
駅の周辺は西側に城下町が広がっており、海もすぐ近く。
この間行ってきたライブも駅から10分ほどのベイサイドモールのある波切ホールでした♪
この海辺の町を仕切っていたのが、岡部氏岸和田藩五万三千石の居城、「岸和田城」です。
別名千亀利(ちきり)城とも呼ばれ「続日本の城100選」にも選ばれてるのだとか。
城内にある「岸城神社」は岸和田城の総鎮守で、由緒正しき神社であると同時に千亀利(ちきり)と伴侶の契り(ちぎり)を願う場としての「恋愛成就」の神社でもあり、お互いは切っても切れない関係。
ちぎりとちきり、なるほどねえ♪
折角岸和田城にも来たんだし、中に入ってみるかな。
城としては中城レベルですが、岸和田の城下町を見下ろすには十分な高さ。
現在の岸和田城は三層構造ですが、往時の岸和田城は五層天守で、江戸幕府三代将軍徳川家光から信頼を得ていた岡部氏が、紀州徳川家を牽制する狙いもあったのだとか。なるほど、家督争いでもここ岸和田城は重要な役目を担っていたんですね。
城から見下ろすと、兵法の八陣をモチーフにしたと言う「八陣の庭」も。
堀の向こうには「五風荘」と呼ばれる財閥寺田家の別邸があり、現在はオシャンティーな料亭になっています。
岸和田城周辺はある程度パターン的に次の場所に迎えるゴールデンコース?で歩けそうなので、それに従い進んでいきます。
岸和田城をでて数分の所にあるのは、前置きでも出てきました岸和田だんじりのことならなんでもござれ、
「岸和田だんじり会館」のお出ましです!!
勿論館内は岸和田だんじり祭で満載!!
現在はコロナ禍でだんじり体験は出来ないそうですが、もうだんじり好きなら一日いても飽きないであろうザ・ローカルアミューズメントパーク!!きっと岸和田っ子ならUSJにも匹敵するほど盛り上がるのではw
大工方や鳴り物を体験できるとあればそれはテンション上がるでしょう♪(因みに大工方とはだんじりの上で舞う人達のこと)
うちの地域のだんじりは囃子こそあれど、岸和田に比べたらなんとも静かなものですが、岸和田だんじりはもう大阪人の自分からしても身震いするレベルの泉州弁が飛び交うので他の地域の人が聞くと耳を塞いでしまうかもw
でもそれだけのパワーと崇高な思い入れがあることの裏返しでもあるのかもですね。
ここだんじり会館と岸和田城、それと今回は行きませんでしたが「きしわだ自然資料館」の3ヶ所を巡れる格安チケットがあるので是非お立ち寄りの上、岸和田ワールドを肌身で感じてみてください。
だんじり会館の前を走る道を渡った先は往時の岸和田藩の旧街道「紀州街道」があり、本町地区には当時からの商家群が軒を連ねていて、歴史的建造物保存地区にもなっています。
本町の商家群にも工夫が見られ、岸和田城側(山側)の建物と海側の建物では直接街道沿いから岸和田城が見ることが出来ないように、高さが違う設計になっているのだとか。
町全体が要塞化される位の重要な役目を負っていた岸和田藩なんですね。
さて商家群を抜けた先に来ると、この地域ではとても有名な逸話の地区に出ます。
それが「蛸地蔵」、落城間近の岸和田城を大蛸に乗った法師と数千もの蛸達が身を挺し追い払ったと言うお話で、その法師に変化していたのがこのい蛸地蔵と謂れのある「天性寺」にある地蔵尊だったと。。。
西日本最大級の地蔵尊だと言うことですが、境内は静かなもので、絵馬に蛸の絵が描かれている位。
本堂から僅かに祀られているのか?のぞける先から中を拝んでみます。うーん、暗くてよく分からん。。。
あっ、そうそうここ蛸地蔵こと「天性寺」で願掛けをする際は、当然のことながら「蛸」を食べてはいけません!!!
本堂にはしっかり地蔵尊は祀られているはずなので、しっかりお参りさせてもらい戻ろうとふと左側を見ると。。。
お゛~、こんな所におられたのか、蛸地蔵様!!!
ではないみたいです。
おびんずる様、通称撫で仏様でした。
なんともお茶目なお顔付きをなさっておられますw
撫で仏様ことおびんずるさま、舌を出しているものが多いんだとか。
ほお、初めて知った!!
その理由がお酒を飲んでいるのをお釈迦様に見られてしまい「しまった」とw
なるほど、なんともお茶目なお顔をなさっているのはその様な御由来が(笑)
そんな俗世的なおびんずるさまもGOO!でございますよw
そんなお話の〆は南海蛸地蔵駅で終わりにしようと思います。
明治~大正期に作られて未だ現役の駅舎。
南海本線沿いにはこのような西欧風の駅舎が何カ所もあります。
浜寺公園とか諏訪ノ森とか高師浜。。。
小さいながらもこ洒落た駅舎内にはステンドグラスで蛸地蔵物語の様子が描かれていて、この地域の逸話の世界を演出してくれています。
2~3時間もあれば見て回れる岸和田市街地巡り、大阪のソウルを感じることが出来るのは何も大阪市だけじゃないんですよおw
と言うことで今回の岸和田散歩は終了。
気になっていたかしみん焼きでも食べにいこ!
とふと岸和田駅に歩いて行っていると、、、
うっと!!
なに、これ!!
って、実は駅近くに「唯我独尊」と言う富良野カレーの名店が…
本家サイト→唯我独尊
本家本元とここ岸和田にしかない「唯我独尊」の富良野カレー。。。
えっ、かしみん焼きも食べたいんだけどなあ。。。
暫し頭の中で葛藤するも、、、
かしみん焼<富良野カレー
と言うことで富良野カレーの名店に決定!!
本店から仕入れているという自家製ソーセージと共に、なかなか行くことの出来ない北海道の味をここ岸和田で頂きました♪
最後に素晴らしいお店を発見出来て、岸和田巡り最高だぜえw
次回は南河内のある町へレッツゴー♪
参考サイト
今回のルート
岸和田駅~岸和田城(岸城神社)~岸和田だんじり会館~本町の町並み~天性寺~蛸地蔵駅~岸和田駅
最近のコメント