大阪を旅する大阪人…四条畷市編
今回は飯テロスタートです。
夜中にはご覧になりませぬよう…
石切から枚岡公園の駐車場まで戻ってきた頃には、駐車場の閉鎖時間まで残り僅か。
ふーっ、電車で戻ってきて正解。
前回の石切編はこちら
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ETERNAL WIND~永遠に吹く風~
「飲み物の秋」
いつもなら大阪府内なので普通にこのまま家に戻るのが通例パターンではありますが、今回は違う。。。
なんと言っても「大阪を旅する大阪人」ですから!
石切から10キロ弱程、車で向かう先は東大阪市の北に位置する「四条畷市」です!!
四条畷(しじょうなわて)は人口5万ちょっと、大阪狭山とほぼ同じ小さなミニシティです。
四条畷地区と山上の田原地区からなり、田原地区では新興住宅や関西文化学術研究都市の開発があり、四条畷は旧市街、田原地区は新興地区と全くと言っていいほど雰囲気は別の町。
ちなみに田原地区からは奈良県の生駒市からのアクセスがいいので、大阪府民でありながら通勤通学は奈良県に一旦出ると言うなんとも不思議な移動行程をとる方も多いようで。。。
さて、そんな四条畷ですが、特段メジャーなスポットがあるのか、と言われると???ではありますが、なぜここに来た?
それはですねえ、、、
ここ四条畷で夜長を過ごすためなんですわ!!
向かうのは四条畷の駅から歩くと15分ほど山の手に向かう一本道を進んでいった先にあるお宿に向かうのです。
そう、のんびり誰にも邪魔されず、部屋で本を読んだりして静かに過ごすのだあ!!
ここに「大阪を旅する大阪人」の主テーマが隠れていたのだ!!
では早速お宿でくつろぐことにしましょう♪
今回のお宿は「伊勢屋」さん、ゴールドステッカーを取得したコロナ対策完璧なお宿です。
今回のお宿、ほぼほぼ他の利用者と会うこともなく、本当静かに過ごすことが出来ます。
食事もこのご時世もあり、部屋食♪
とことんケアしてくださっており安心して利用できます。
そして、ウエルカムドリンク!
にゃんと、自家製だと言う甘酒の登場でございます。
それもいくつかの種類から選んでくださいね、ということでヘルシーなものにはヘルシーで返すべ!と「withトマトジュース」で割っていただくことに。。。
普段あまり甘酒を飲むことはないけど、名物とあればありがたく頂戴いたします。
トマトジュースと甘酒って思った以上に程よい酸味と甘酒の甘みが絡み合ってなんともバランスの良いお味。
口直しの麦茶がニクイね♪
到着早々のおもてなしを満喫させてもらい、夕食までの間は部屋で本を読んだり、お風呂をもらったり。。。
お風呂は家庭風呂ですが、一組入る度に一回一回掃除をなさり、風呂湯も入れ替えてくれる徹底ぶり。
逆に申し訳ない位です。。。
そして19時30分、お願いしていた夕食タイム♪
今回は多分、自分以外に一組おられることは分かったんですが、全くお会いすることなくほぼほぼ完全分離。
食事も部屋食となり、一品一品ご丁寧に持ってきてくださり恐縮至極。
それではしばし爆弾投下!!!!(拡大可↓)
見てお分かりの通り、ほぼほぼ「大阪の地産地消」メニュー!!
なにわ黒牛をはじめ、大阪府各地の名産野菜をこれでもか、とふんだんに使ったメニューでございます。
まず出てきたのは、大阪人ならこれ!
「牛スジ煮込み」、うちらは「どて焼き」と呼んでおりますw
まずはビールで乾杯♪
このビールは箕面の地ビール、「ペールエール」!どて焼きをぱくつきグビッ…
う、う、うみゃーい!!!!
緊急事態宣言下でなくば、速攻お代わりモード全開だぜえ!
なにわ黒牛となにわポークの三種盛り。
なにわポークは以前から知っていたけど、なにわ黒牛は初。
個体識別番号付きのなんてもう贅の極みですよね。
野菜サラダも勿論大阪各地の地野菜をふんだんに使っていて、大阪人であることの幸せを感じる至福のひと時。
そして、メインディッシュ、なにわ黒牛のサーロインステーキのお出まし♪
しっかりAー5ランクを名乗ってくださっており、もうこれだけでウン千円イッテしまうでしょ、状態。
肉もとっても柔らかくジューシーで!
先ずは何もつけずに一口。。。、
う~~~ん、お肉が解けていくなんて久しぶりの味わい♪
至福の瞬間だわ、これ。
塩、タレ、揚げニンニクスライス、わさび醤油等好みで味も変えられるので、色々チャレンジ!
どれもいける!!
ステーキの下に敷かれていた甘酒を浸したというパンもまた、食への貪欲な味わい方を教えてくれる!!
あ゛~~、肉お代わりくださいー!!
と、思っていたら
「もしよかったら、追加料金650円で「牛カルビ丼」に出来ますけどどうします?」
と。。。(勿論なにわ黒牛!!)
それは頼まないわけにはいきません!!
是非お願いシマッス!!
そして現れたなにわ黒牛の牛カルビ丼、、、
えっ、これってカルビ丼!!??
どう見ても高級ローストビーフ丼やん!!!!!
うれしすぎる誤算ですよ、これは!!
650円でこれ食べられへんよ、ホンマ。。。
いや~、ここのお宿、どう利益を出してはるの?
と思う位信じられへんコスパ最高のお宿。
古い建物ではありますが、とても清潔でこれは大阪宿泊の定宿決定やね。
また気晴らししたくなった時で、遠出できない時にはここにきて、至福のひと時を味わいにくるぜ!!
デザートももらい、静かな空間もいただき、大阪にこんな場所があることを知った大阪人。
地元探究の楽しみの幅が広がった思いでした。
食後は夜遅くまで本を読んで非日常の夜長を満喫。
静かすぎるのは苦手だけど、安心感のある静かさは大歓迎。
また来るぞ♪
そして、朝。
朝食は食堂でしたが、時間を調整してくれているようで、結局誰も出会うことなくチェックアウトまでのんびり過ごすことが出来ました。
配慮に感謝ですね、本当ありがとうございました。
さあ、それではせっかく四条畷に来たんだし、ちょっと四条畷散策をしてみましょうか。
宿の横には四条畷一番の名所「四条畷神社」が鎮座しております。
四条畷神社、河内の大武将、楠木正成の息子楠木正行を才神として祀っている神社。この四条畷の地で戦いの末敗れ絶命した武将の神社。
正成が大楠公と呼ばれるのに対し、息子である正行は小楠公と呼ばれているのだとか。
流石は楠木家由来の神社だけあって、南北朝時代の楠木家の波乱に満ちた世界の一端を感じることが出来ます。
ちょっと調べてみると、、、
「桜井の別れ」
…父、楠木正成が息子正行に自分が足利尊氏に討たれても、天皇をしっかり守り通すように、と。
ここに彫られている「忠孝両全」とは忠義、孝行共に果たすことだそう。
…そしてこちらが討たれた父楠木正成の首を目の前に、自決しようとした息子正行を諫める楠木正成の妻であり、正行に当たる母楠木久子の像。
「貞仁両全」、妻として母としての賢人さを表わすものらしいですが、、、(;^_^A
ここ四条畷神社が河内の一大武将、楠木正成ゆかりの神社として多くの地元民に愛されている神社というのがよくわかります。
駅近くの参道から四条畷神社を眺める。
最後は四条畷神社の威厳さを参道から眺める。
坂の上に聳える神社の凛とした姿が遠くにあってもしっかりと拝めるなんて、四条畷一を名乗るだけのことはありますね、今度は電車で来てみよう!
四条畷にはもう一つ「田原地区」という山の手の地区もあることを冒頭で書きましたが、せっかくですしそちらにも立ち寄ってから次目指す町へ向かうことにしましょうか、その場所が「府民の森 むろいけ園地」
大阪の生駒金剛山地沿いにはこのような「〇〇園地」と呼ばれる自然公園があちこちに点在しております。
山の手が間近にある四条畷。
気が向いたら軽くトレッキングに行けるほど文明と自然が共存している町。
大阪の魅力をまた一つ感じることが出来ました。
次はむろいけ園地からほど近い、これまた「〇〇園地」に向かいます!!
続く
大阪を旅する大阪人シリーズ
東大阪市暗峠編
東大阪市なるかわ園地、枚岡公園編
東大阪市石切編
四条畷市編←今回
参考サイト
大阪観光局公式サイト OSAKA INFO
箕面ビール
伊勢屋
今回の行程
石切(枚岡公園)~四条畷神社~むろいけ園地
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