弾丸フェリーvol4…美祢市美東町秋吉台編
大正洞からは「カルストロード」というドライブウェイを気持ちよくドライブしながら、一路「秋吉台」に向かいます。
前回の景清洞、大正洞編はこちら
秋吉台と言えば言わずと知れた日本最大のカルスト台地。
カルスト台地とはいわゆる「石灰石等が雨などで浸食されて出来た形状の台地」、ドリーネ(カルスト台地が雨などで浸食されて出来た窪地)が大きくなっていくとウバーレ、ポリエとなっていくことを地理で習ったなあ。。。
地表の浸食のみならず水を通しやすい性質の台地故、多くの鍾乳洞もこの地には多く存在し、前回登場した大正洞や、景清洞、そして次回登場予定の「秋芳洞」もこの秋吉台の台地の下に神秘的な地下空間を作り出しているんですよね。
で、今回はその地表部分をトレッキングする予定。
コースは全コースを制覇しようとすると丸一日かかってしまうので、展望がよさそうな秋吉台の北側を巡ることに決定。
↑このトレッキングマップの長者ヶ森コースを巡るコース。(拡大可)
秋吉台の観光情報のコース案内でも2時間半以上と書いてある。
パンフには所要時間約3時間とあるが、3時間かけていると秋芳洞の見学時間が取れなくなってしまうので、2時間で巡りきる計画で10時に長者ヶ森駐車場を出発。
ドリーネの窪地がよくわかりますね、ここは「帰り水」と呼ばれるところ。
って、説明調べてみたらドリーネよりも大きいウバーレだと、そうだよね、これだけ大きい窪地だとね。
雨が降るとこの窪地に水が溜まりちょっとした湖になるんだとか、その姿も見てみたいものですね。
それでは、時間も押していますので、どんどん秋吉台の台地を早足トレッキング♪
秋の紅葉晴れの下、秋の代名詞、ススキ野原がなんとも絵になります!!
先ずは駐車場から一番近い「北山」へ。
10分ほどで着いてしまったぜえww
遥か眼下に広がる駐車場と。。。
カルスト台地に顔を出している石灰石柱が秋吉台独特のワールドを魅せつけてきます!!
それでは、ここからがトレッキングの本格始動。一気に冠山、そして地獄谷と見晴らしの良い2峰を攻めていこうと思います。
秋吉台で一番トレッキングがしやすいのは山焼きが終わった後の春らしいのですが、秋もなかなかどうして。ススキ野原と石灰石柱のコントラストを拝みながらトレッキングを楽しめるのは秋でないと!!
と呑気な発言をしたことを冠山に来た後から後悔し始める。。。
ええ、冠山までは草もそんなに生えておらず、ススキや高原花を目に収めつつ口笛吹きつつ、気軽にお散歩気分で歩いていたのですが、、、
地獄谷に向かうにつれ、周りの草が自分の身長近くまで生い茂り始め、獣道状のトレッキングルートがなくなり始めるのである。。。
何とか、このルートか?と自分の勘を頼りに何とか地獄谷までたどり着くも、きっと同じように道に迷ったであろうトレッカーの僅かに草を分け入った決死の??個人製作ルート??があちこちに。。。
ええい、、、
俺も適当に大体の感覚で振りきってやるわあああああああ!!!!!!
獣道も発見できず、自分の勘とマップの目印を頼りに何とか中国自然歩道に辿り着いた時のホッと感はそれはもう感涙もんですわ。
ここまでで、すれ違ったというか抜かしたトレッカーはわずか1組。。。
みんなここまで来ることはないんだな、おかげでマスク外しながら自由気ままにトレッキングできたけど♪
でも、こんな自然の迷路の秋吉台、見晴らしが良かったから自分の勘も働いたけど、森林では絶対やってはいけない愚行ですので、皆さんは真似なさりませんように。。。
と言うか、散策ルートとしては機能していないので、地図読みに自信のない方は初めの北山だけにしておいた方が無難かと存じます。
そして、この草の道隠しと共に俺を悩ませてくれたのが、この石灰石の浸食跡。
見てわかる通り、長年の雨風で石灰石の尖がりがひどいのなんの。
見事に手をついて出血しましたorz。。。
そんなこんな悪戦苦闘しつつも、中国自然歩道まで戻ってきたら、もう長者ヶ森まではのんびりルートなので一安心。
中盤の草むらとの格闘の時間は一体何だったんだ、と思わんばかりの気持ちよいトレッキング。
そうだよ、これだよこれ♪
さっきまでのイライラもこれで帳消し。あっという間に最後のゴール手前の目的地、「長者ヶ森」に到着です。
大きな木々に囲まれたところはここ長者ヶ森以外は秋吉台には全くと言っていいほどなく、ここだけはなんとも神秘的なものに守られているのか、と思ってしまいます。
遠目から見ているとトトロが現れそうですね。
ここ長者ヶ森は一説では平家の屋敷跡だとか、この辺りを納めていた長者が没落して廃墟の跡が森になっただとか、いくつかの逸話があるようですよ。
さて、無事にコース1周トレッキング完了!!うんうん、我ながら頑張ったねえ。。。
えっと、かかった時間は。。。
お゛~!!
ほぼ1時間で1周!!
11時過ぎには戻ってこれた!!
これはいい計算ミス。パンフでは3時間のところ、2時間で、とは思っていたが凄いハイペースだった訳だ、これなら安心して最終目的地「秋芳洞」も堪能できそうです。
この早めの到着が最終回に影響を及ぼすことはこの時、大樹は微塵も思っておりませんでした。。。
次回最終回。
参考サイト
弾丸フェリーvol4シリーズ
萩市編その1…藍場川、橋本川周辺
萩市編その2…明倫学舎、松陰神社周辺
萩市編その3…萩市城下町周辺
萩市編その4…武家屋敷、萩城跡周辺
美祢市美東町編その1…景清洞、大正洞
美祢市美東町編その2…秋吉台←今回
もう一つのサイトも更新中♪
ETERNAL WIND~永遠に吹く風~
伊東歌詞太郎 ワンマンライブツアー2021 Auroragazer
今回の行程
大正洞~長者ヶ森駐車場~北山~冠山~地獄谷~良悟の松(今は枯れてありませんでした)~長者ヶ森
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