秋の九州山地を巡る…熊本県八代市泉町の五家荘を巡ってみる
秋の九州山地を巡るシリーズ
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令和3年最後の更新は五家荘巡りで〆ようと思います。
五家荘、地理、歴史好きな方だったら地名位は聞いたことがあるかもしれませんね。
ここ五家荘、あの有名な「平家の落人伝説」で有名な九州山地の僻地であります。
前回出てきた日本一の石段シリーズの終点にある「釈迦堂」も同じ泉町(現八代市)にあるのですが、ここ五家荘は、釈迦堂のあった場所からも結構な内地にあり、それもとんでもなく狭路、曲路を進んでいかねばならぬ。
まさしく「酷道」「険道」「死道」「弔道」「損道」を巡っていくことになるのでありますorz..._| ̄|○lll
日本一の石段から第一弾で出てきた石橋群の一つ「霊台橋」に立ち寄った後、酷道445号、いや酷道445号を五家荘方面に進んでいきます。
離合不可な一車線道路が山間を突き進む445号。
一年前に行った徳島県の酷道439号に匹敵するレベルの狭路、曲路が続く。
ホンマ気が抜けないワイディングが続き、二本杉峠までは対向車が来るたび、バックの連続。
狭路なのに結構な車の往来に心拍数も爆上げでした。
酷道445号のスリリングなリスキードライブが続き、445号から市道(死道)159号に入るもガードレールもなかったり、道に穴が開いていたりと焦りつつも無事に五家荘に着いた時には、大きなため息がふーっ。。。たった1時間ちょっとのドライブなのに。。。
五家荘はこの時期紅葉の季節の後半。
紅葉の名所としても有名ですが、如何せんアクセスが悪すぎるためか、人もほとんどおらずなんとも静かな五家荘。
先ずは、五家荘の観光地の一つ、平家の里へ。
五家荘平家の里
詳細は
より
平家の落人伝説の歴史を今に伝えるテーマ館でありつつ、同時に紅葉の名所でもあり、時期のピークは過ぎたもののとてもきれいな紅葉を拝むことが出来ました。
人がいない秘境の中、ゆったりとこの地でまったりしたいものですが、実はすでに平家の里で14時前。
前回の部でも述べたのですが、この日の観光可能時間は15時過ぎまで。
なぜそんなに早くタイムリミットが来るのか?それは次回で。
五家荘自体は小さな集落で、数キロ以内に自分が行きたいと思っている場所は固まっているものの、本当ギリギリ綱渡りの五家荘巡りです。
次に向かったのが「樅木の吊橋(もみぎのつりばし)」
あやとり橋としゃくなげ橋の高低差の違う2つの吊橋からなり、以前はこの橋も生活橋として活用されていたみたいです。
今でも足元を見ると板の隙間から見える渓谷がなんともスリリングであります。
人っ子一人いないのでこの自然は全て俺様のものだぜえw
なんて、罰当たりなことを思っていても限られたこの時間、すでに14:30を過ぎてる、、、
何故こうも俺ってギリギリが好きなのか。。。
しかし、今回は事前に調べてあった通り、予想される行程の時間通り。
15時以降の行程もやはり想定通りにしておかないと問題が発生するのは自明のこと。
時間があれば、五家荘から北西に10キロほど行ったところに「せんだん轟の滝」と言うところがあったのだが、やはり無理そう。
無理すれば行けなくもないが、今までの酷道、死道を巡って明らかに時間的余裕はないことははっきりしている。
残念ではありますが、ここで五家荘巡りは終了とします。
しかし平家の落人伝説の地、本当車と言う便利な文明な利器を用いても訪れるのが厳しい九州の僻地、五家荘。
無理して来ることが出来本当良かったです。
しかし、まだ今日の行程は日半ば。この後もこの死道、酷道を突き進んでいかねばならないのです。
死道159号、国道445号に再度交差する僅か10キロもない道に何十分もかかるほど離合不可な狭路。
バックを繰り返すことで、国道に出る頃には対向車が来るたび
「はいはい、またバックすりゃいいのねえw」
とちょっとハイテンションになって、余裕ぶっかましてしまう位まで感覚麻痺しておりました(;^_^A
いやあ、この酷道巡り、ちょっと楽しいんじゃねえw
と調子づいてきたところ、国道445号は酷道から「国道」に戻ってしまった。
もう少し酷道、楽しみたかったなあw
さて、五家荘を後にする頃15:00。
時間的にはピッタリですが、せんだん轟の滝に訪れられなかった時に、せめてここだけは立ち寄っていきたい、と思っていた場所がありまして。。。立ち寄ってしまいました
その場所は国道445号線沿いにある「緒方家」
平清経の子孫がこの地に隠れ住んだという、まさしく平家の落人の合掌造りの家。
ボランティアの方のお話を伺い、独特な兜造りの屋敷の源氏対策の工夫等面白いお話を頂きました。
公共交通機関では訪れることが出来ないまさしく辺境の地「五家荘」を堪能し、この後もロングドライブは続きます。
続く
今回の行程
日本一の石段~霊台橋~五家荘平家の里~樅木の吊橋~緒方家
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コメント
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酷道という単語は知ってましたが死道って・・・( ̄▽ ̄;)
本当、すれ違いが地獄の恐ろしい山道なんでしょうねえ・・・。
こちら長野県にもいくつか恐ろしい道が存在している様ですが、怖すぎて行ってません・・・
投稿: ゆうき | 2022年1月 3日 (月) 22時24分
道の名称が「酷道」「険道」「死道」「弔道」「損道」…。
世の中には、思った以上にひどい道路がありますよねー!
もう、対向車が来てバックするのが嫌すぎて、岡山では結構手前の待避所で対向車を待ち構えていました。
狭い道嫌じゃ💧
紅葉が鮮やかできれいだし、吊り橋好きだから行きたいけど、私のドライブテクでは谷底に落ちるに違いない⤵
投稿: ナユタ | 2022年1月 4日 (火) 00時12分
Re:ゆうきさん、酷道、険道があるなら、市道や村道などもきっと言い方があるだろう、と思い調べてみると「死道」「損道」たるものが。。。
今回は酷道、険道、死道、損道全てを経験してまいりました♪
でも、もっと酷い道があると思うので、まだまだ俺なんて序の口ですw
長野県の酷道、険道、是非チャレンジしてみてください。
その名も「トロトロ信州シリーズ」スタート♪
投稿: 大樹 | 2022年1月 4日 (火) 22時45分
Re:ナユタさん、ナユタさんも岡山編で苦労なされてましたものね。
あの狭路、ワイディング、悪路が続くとちょっと感覚麻痺してきて楽しくなってきますよ、是非ナユタさんも酷道巡りを!
行った時期がちょうど紅葉シーズンだったので、きれいな紅葉を拝むことが出来ました。
京都とかもすごくきれいだけど、人混みはこの時世ではちょっと避けておきたいですし、誰もいない大自然の中、マスクも外せますし、最高の紅葉狩りでした!!
投稿: 大樹 | 2022年1月 4日 (火) 22時48分