常磐線沿いお上り旅…いわき(勿来、小名浜)
北茨城の観光を終え、一旦いわきに戻ります。
前回の北茨城編はこちら
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ETERNAL WIND~永遠に吹く風~
「Persona non grata(ペルソナ・ノン・グラータ)」
「キャッシュレスってやっぱ便利♪」
本当なら北茨城からまた南下して茨城県の他市に移動するのが普通なんですが、レンタカーを福島県内で借りている関係上、隣の県で返すとなると手数料馬鹿にならないほど高いんですよね。
しかしただ戻るだけでは時間も残っているし、いわきの南部、西部にあたる勿来、小名浜地区を巡ってからレンタカーを返すことにします。
北茨城の岡倉天心ゾーンからわずか数キロ、いわき市勿来地区に到着です。
勿来は関東と東北を分け隔てる重要な地。
奥州三関の一つである勿来関は、「来る勿れ(くるなかれ)」と言う名の通り、これ以上先には来るな、と遠い昔の時代の民族の争いの最前線にあたる場所にあり、複雑な時代背景を知ることが出来る場所です。
関所のあった場所は現在公園になっており、松尾芭蕉や小野小町、紀貫之等錚々たる歌人達もこの地にて色々な歌を作っており、武将源義家の句「吹く風を なこその関と 思へども 道もせに散る 山桜かな」
は、聞いたことがある方も多いかもしれませんね。
そんな不思議な人を引き付けるよう何かしら妖艶な雰囲気を持つ来勿の地。
公園には関所跡や勿来関文学歴史館、平安調の吹風殿もあり、文学マニアそして自然散策の人にも是非とも立ち寄っていただきたい静かなスポットでございました。
公園内は紅葉も見ごろ、良い時期に訪れることが出来ました。
こんなに多くの歌人達がこの地の魅力を詠んでいるのに、マイナー感強いのは場所柄なのか??
勿来の地名通り「来る勿れ」の場所故なのか。。。
と色々思いをはせつつ、次は小名浜地区に向かいます。
小名浜にはいわきマリンタワーを有する一大公園、「三崎公園」に立ち寄ってきました。
うへーい!!
間近に見る太平洋の荒波!!
近くから見ても高台から見ても太平洋の迫力を壮大に感じることのできる公園、海で思いきり叫びたい人は是非ここ「三崎公園」へGO!でございますよ♪
海に突き出た展望台からの足元の絶壁!!
高いところから見るとさすがにこれは足がすくむレベルですな。。。
さて、そろそろ時間も限られてきました。
ですが、最後にどうしても立ち寄っておきたい場所があるので、もう少しだけいわきの海辺を進んでいきたいと思います。
その途中、塩屋崎灯台が時間ギリギリだけど登れそうなので、さっき小名浜の展望台に行ったにも関わらず立ち寄ってしまったw
ちょうどこの地辺りで雨と晴れ間がきれいに分かれているのがわかるタイミングに遭遇。
近くから雨が降っている場所がピンポイントで拝めるシーンは貴重ですね。
駆け足で塩屋崎灯台に立ち寄りましたが、ここから数分のところにあるのが今回のいわき観光の最後の〆、
「いわき震災伝承みらい館」
東北大震災に伴う津波被害の伝承を先の世代にしっかり伝えていく大きな命題を抱えて作られたこの施設、東京電力の廃炉資料館は震災に伴う原発事故の伝承がメインでしたので、東北大震災の大枠をしっかり再度自分の頭に叩き込みたく立ち寄った次第。
リアルな津波の映像などショッキングなのもありますが、自然の持つ色々な姿も忘れないようにしないといけないな、と再認識。
閉館ギリギリまで館内を見て回り、これにて広かったいわき市内の観光も一応?コンプリート。
本当はもっと色々気になる場所はあったんですけどね、やっぱいわき市は広いわw
いわきの小名浜地区の中心地、泉地区でレンタカーを返し、ここから一気に水戸まで常磐線で移動です。
おおよそ一時間半弱の鈍行旅なんですが、東京の電車ってなんか独特なシートですよねえ。。。
ましてやロングシートだし(;´・ω・)
19時過ぎに着いた茨城県の県庁所在地、水戸!!
水戸に来たのは2回目、でも降り立ったのは実質初!!
水戸に来たからには飲みに行くぜえ!!
と思ったんですけどねえ。。。
やっぱり夜の繁華街で飲むのはこの情勢下、避けておきたい。。。
お店の人には大変申し訳ないが、いわきでもホテルで静かに夕食食べたし、今回もホテル内のレストランで静かに食事を頂くことにします。
しかし、このホテルのレストランで茨城の名産品を色々いただくことが出来たのはとてもうれしい誤算!
それもなかなか良心的な値段ときた!!
突き出しはやっぱり水戸納豆だよねえ♪
あまりしょっちゅうは納豆食べない自分ですが、わさびと納豆ってめっちゃ合うんやねえ。
暫く家でもからしの代わりにわさびにしてしまった位新しい味わい方を知りました♪
残っているメニューを見返したところこれは「目光」と言うこの地域で取れる深海魚のから揚げ。
サクッと口の中で魚の甘みを感じることが出来、とても好みな味わい♡
そして冬の茨城に来たら、やっぱこれですよね。
来た来たキターーーーーー!!
これぞ、茨城名物あんこう鍋!!
まさか、ホテルのレストランでここまでいただけるとは、このホテル、侮れんぞ!!
値段も良心的だしホテル代も安いし、結構ボ〇いけどいい宿見つけたぜえ!!
さあて、腹ごしらえも済んだし明日は朝から水戸市内観光で歩き回るぜ!!
続く
今回の行程
北茨城(岡倉天心邸)~来勿関跡~三崎公園~塩屋崎灯台~いわき震災伝承みらい館~泉駅
常磐線沿いお上り旅シリーズ
南相馬
浪江、富岡、いわき(四ツ倉、平)
いわき(湯本)
北茨城
いわき(来勿、小名浜)←今回
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旅先にお金落としたいところですが、なかなか飲み屋に落とせない状況が続きますよね(;´・ω・)
そろそろウィズコロナ時代もネクストステージになりそうではありますが・・・。
震災の津波の映像は胃が痛くなりますが、忘れちゃいけないですよね。
時々、Youtubeで観るんですが、辛くなります。
災害列島ですし、どういった準備が必要なのか学ばなくちゃとは思うのですが、なかなかツライですよね。
投稿: ゆうき | 2022年4月30日 (土) 23時43分
Re:ゆうきさん、飲み屋さんでプファー、&プシュー(ワカコ酒風)したかったんですけど、個室対応とかでないと厳しいかなあ、と思いホテル内のレストランで静かに夜の食事とさせていただきましたが周りも盛り上がる人もおらず、静かに美味しい茨城名物を頂けたので十分満足です。
そろそろウィズコロナの中で楽しく過ごせるようになってきましたし、今年は少しは外呑みも楽しみたいな。
震災伝承館、あのショッキングな映像は自然の恐ろしさをしっかり心に焼き付けたうえで自然の素晴らしさを堪能することが大切なんだなあ、と思いながら拝見してました。
知床の遊覧船事故もそうですが、自然を甘く見るととんでもない牙をむくことがある、人間の無知と怠惰が引き起こした事故だと思うので、自然の観光jを楽しむ際には同時に自然の怖さもしっかり心に刻めるようにしておきたいと思いました。
投稿: 大樹 | 2022年5月 1日 (日) 00時16分
勿来って地名、難読ですねぇ。
しかし、芭蕉先生がいらしているということであれば、これは一度行ってみたいスポットであります。
紅葉の時期で、見ごたえがある風景ですね。
小名浜、めちゃめちゃ波が高い!
いわきマリンタワーから足元を見るの、面白そうですねー。
そして、マリンタワー後すぐに灯台に上るという(笑)
居酒屋は残念ですが、良いお宿を発見できて良かったですね✨
投稿: ナユタ | 2022年5月 1日 (日) 23時59分
Re:ナユタさん、勿来なこそ、うーん、すでにここで書いている地点で「なんだったっけ?」と調べなおした愚か者です。。。
ちょうど関東と東北のど真ん中にあたる勿来、色々な意味でパワースポット感満載の地であります。
海の波しぶき、いい塩梅で写真取れましたが、すでに時期は冬の始まりでしたし、冬場の海はやっぱり波も高くなりますよね。
展望台、同じ公園内にあるマリンタワーとはまた違うところの写真なんですが、この展望台、海に飛び出ているので迫力ある写真を撮ることが出来ますよ。
水戸、なかなか侮れない美味しいものたくさんの町ですね、ちょっとはまりそうww
投稿: 大樹 | 2022年5月 2日 (月) 00時13分