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2022年8月13日 (土)

はるかな尾瀬…三条の滝編

東電小屋からその奥に進んでいった先にある平滑りの滝、三条の滝まで行ってみようと思います。
東電小屋から尾瀬ヶ原の北端にあたる元湯山荘(閉鎖中)に向かい、福島県と新潟県の県境を流れる只見川沿いの山道を進んで三条の滝へ歩みを進めていきます。

はるかな尾瀬シリーズ

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元湯山荘までは木道がほとんどで長閑な尾瀬ヶ原の風景が広がっているんですが、元湯山荘からは山道に雰囲気が変わり、三条の滝と山荘の大体半分くらいの場所にある「平滑りの滝」辺りからは下り坂になっていきます。
山荘から20分程で「平滑りの滝」に到着。
前回はここで時間と体の負担を考え止む無く戻ったんでした。。。

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平滑りの滝、一枚岩の花崗岩の上を流れゆく水の独特な流れ。
鳩待峠からの道中で眺めてきた川上川、猫又川、そして尾瀬沼から流れ来る沼尻川等が合わさり東電小屋近くで只見川になるのですが、さっきまで眺めていた静かな流れが一気に川幅も広がり、このような500メートル近い花崗岩の上を波打ちながら滑るように流れ良く水の流れ。
これもまた「尾瀬」の姿の一つなんです。

さて、ここからは自分も未知の領域、三条の滝まで頑張ります。
コース的には1.2キロ小一時間となっているが、平滑りの滝までとは違い、いきなり急な岩場も多いうえに、これだけ晴れていてもぬかるんだ山道になっており、思った以上に時間を取られる。
なるほど、平滑りの滝~三条の滝間はわずか一キロちょっとなのに、かなりの時間を要することが良く分かったわ…

しかし、こんなことでへこたれてはならぬ。今回はちゃんと三条の滝まで踏ん張り続けるのみ!!
そして、平滑りの滝から30分ちょっと、見えてきました。。。

 

 

 

 

 

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名瀑「三条の滝」です!!
水の流れが3つに分かれることから名づけられたという三条の滝ですが、この時期はまだ雪解け水の多い時期なので一条の滝モード!!
これはこれですごい迫力です。
こんなに多くの水量を蓄えている尾瀬。あんなに静かな尾瀬沼のどこにそんな懐があるのか。。。
まさしく母なる湿地、尾瀬。

暫しの迫力タイムを堪能し、元湯山荘のある「赤田代」に戻ります。
ルートの平均所要時間は赤田代~三条の滝の往復で2時間半以上でしたが、今回1時間半で戻ってきました!!
しかーし、、、

 

 

 

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あ゛~~~~、もう動けねえ。。。

 

 

 

赤田代の誰もいない木製ベンチに30分以上寝転んで爆死していた人物、それは私です(-_-;)
ほぼほぼ大阪からぶっ飛ばしで1時間半の仮眠をとったとは言うものの、朝からほぼほぼ歩き通しでここまで来ましたが、歳には勝てぬ、ますます自分の衰えを自覚せざるを得ない( ;∀;)。。。

やっと体の窮状が抑えられ、身体を起こすともう時間は13:30過ぎ。
鳩待峠の最終が確か17:20だったので、時間的には余裕あるけど、尾瀬沼からの大清水だと15:50で最終だし絶対ここから間に合わないw素直に鳩待峠に戻ることにします。

帰り道は東電小屋ではなく尾瀬ヶ原の北側の中心地、福島県檜枝岐村の「見晴」地区へ。
赤田代から20分も歩けば見晴地区へアプローチは容易。
ここでは多くの山小屋があり、宿泊をここで取って早朝から尾瀬探訪出来るまさしく尾瀬の要所と言ってもいい場所です。

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明治の中頃、この地に来た橘彌四郎が惚れ込み小屋を建てた位、滔滔と湧き出る清水にこの絶景たる風景は一言では言い表せない程の素晴らしい世界です。
見晴のバックには日本百名山の一つ「燧ヶ岳(ひうちがだけ)」、目の前には悠然たる「尾瀬ヶ原」
ここに来たら世間の雑踏が嘘のように消えていく。
湧き出る「弥四郎清水」はとっても冷たいうえに、純度100%だからグイグイ飲めてしまう。
ペットボトルに入れてしまうのも惜しい位の純水。
水ってこんなに美味しかった?と言う位。
尾瀬ヶ原に来たら、この「見晴」までは是非足を運んでいただきたいです。

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と、本当ならここらでゆっくりお茶タイムとしたいのですが、時間は14時過ぎ。
多分時間的には最終バスまでには間に合うと思うんだけど、先程までの自分のバテ具合と山の鼻から鳩待峠の上りを考えると、リスクは最小限に、と言う判断で名残惜しいけど先に進みます。

見晴から次の竜宮分岐までは実は初歩きのルートなんですよね。

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そして竜宮~牛首~山の鼻エリアは湿地たる尾瀬を目一杯堪能できるエリア♪
水芭蕉が咲き誇る光景もまた尾瀬!って感じですが、この「池塘」と呼ばれる泥炭層に出来る浮島の様な光景もまた尾瀬ならではの光景。
この池塘に流れ来る水が竜宮の地で再び湧き出るという一旦沈んだ水がまた竜宮の地で湧き出るなんてなんて遊び心のある清水達w
そんな自然の遊びも見られるのがこのエリアの見所ですよね。

さて、そろそろ尾瀬ヶ原エリアのトレッキングも最終行程。
もうすぐ山の鼻エリアに着く頃、燧ヶ岳の絶景が取れるスポットがあったのですが、、、

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そう、池塘の水面に映る「逆燧ヶ岳」を狙ったんですが、微風が続く尾瀬ヶ原、暫し粘ってみたんですが、風によって水面が揺れてうまく取れず。きっと無風の状態だと相当きれいな逆燧ヶ岳が見れたんでしょうね。

そして山の鼻まで戻ってきた時時間は15:50。
うーん、鳩待峠から下ってきた時は50分弱だったから、上りを加味していくと一時間として予定到着時間16:50。

やっぱり見晴でお茶タイムしておかなくて良かった(´▽`) ホッ
17:20発の最終バスまで30分しか時間ないし。。。
無謀な疲れに来たわけではない尾瀬紀行、ちゃんと時間に余裕を持って行動することがやっぱり大切やね。
そうして、無事16:45分、スタート地点の鳩待峠に戻ってきました。

乗り合いタクシーはすぐに乗れて、17時15分過ぎ、戸倉ターミナルへ。
一日強行尾瀬巡りはこれにて終了。
この日は戸倉から10分ほど車で下った片品村にあるペンションに急遽宿泊予約を入れたのですが、、、

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うぉー!!なんですの、このパワー飯は!!

疲れた体にはこの濃いめの味付け、めっちゃパンチ効くんやけどwww

どでかい大根の煮付けに底上げならぬ底抜きと言わんばかりのぎっしりと詰まったトマトミートグラタン。

(゚д゚)ウマー!!

 

そして、これで十分だったのに、

何じゃこれはーーーーーーーーーーーー!!

 

 

 

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自家製と言う手作り味噌がめっちゃ効いているスペアリブ!!これは堪らないうまさ!!お腹がはちきれんばかり。。。
これは尾瀬での定宿決定だわ!!

この日の行程

鳩待峠(8:40)~山の鼻(9:30)<休憩、研究見本園経由>~牛首分岐(10:30)~東電小屋(11:10)~赤田代(11:40)~平滑の滝(12:00)~三条の滝(12:30)~赤田代(13:15)<休憩>~見晴(14:10)~竜宮(14:50)~山の鼻(15:50)~鳩待峠(16:45)

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食後は予定していた2日目の行先を急遽変更することにし、場所の取捨選択を。。。
うん、どうしたものか。。。

続く。

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コメント

尾瀬にこんなにすごい滝があるなんて、知りませんでした。
尾瀬イコール湿地、というイメージが強くて、こんなに水量があるなんて。
どの写真も天気が良くて、緑と青と白がキレイですね。
魚沼も同じ水源なのかもしれませんが、あの辺って水がすごくおいしいですよね。
お米もお酒も美味しいのって、水が美味しいからなんだろうなって思います。

Re:ナユタさん、尾瀬ヶ原から平滑りの滝、三条の滝へは一気に200メートル位標高を下るので、高低差からすると納得の迫力ですね。
その分、かなりきつい山道を進むことになりますが。。。
尾瀬の周辺の自然の恵みのおかげで得られるものは水だけでなく、素晴らしい光景もあり、旅行しがいのある場所でもありました。
日本酒はなにより水が命ですから、豪雪地帯から流れ出る清水の一部がここ尾瀬から流れ出ているのかと思うと、自然の恵みの素晴らしさに尚感謝ですね。

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