サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅…その10(一乗谷~福井)
サイコロきっぷの旅もそろそろ終わりを迎えようとしています。
残り今回入れて2回、駆け足で書いて早くGW末に行ってきた旅記録を書かないと詰まっている旅が(-_-;)
ちょっと頑張って書いていきますね。
それでは大野編の続きから
今までのサイコロきっぷで行く芦原温泉の旅シリーズはこちら
その1(出発~福井)
その2(福井~永平寺)
その3(永平寺~丸岡)
その4(丸岡~東尋坊)
その5(東尋坊~芦原温泉)
その6(芦原温泉~恐竜博物館)
その7(恐竜博物館~勝山)
その8(勝山~大野)
その9(大野~一乗谷)
その10(一乗谷~福井)←今回
大野駅から福井駅行きのバスは越美北線とほぼ同じルートを走っていきます。
のんびりバスに揺られ30分ちょっと、バスはあるバス停のそばを通る。
次は「前波」です。
ピンポーン!
迷わず校舎ボタンを押す俺。
前波バス停で降りると目の前には足羽川とそれを塞ぐように聳えるその名も「足羽川頭首工」
Googleマップで見るとこの頭首工に遊歩道が写っていたんですよね。
Googleマップ、グッジョブ!!👍
よし、ここで遊歩道を渡った先に道の駅があってそこからすぐの場所に「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」があるんですよね。
先ずはそこで一乗谷の情報を、と思っていたんですが、、、
ええ、頭首工通行止めで渡れませんでしたorz_| ̄|○lll
見事痛恨のミス!
Googleマップ、ブーブー!!👎
(って、自分が悪いんやろw)
結局一つ先のバス停近くの端からグルッと2キロ弱無駄に歩くことに。。。
ちっ。
暑い中とことこ歩き続けるので、折角大野で貰った清水もあっという間になくなり、道の駅に着いた頃にはまた別のお茶を買う羽目になってしまったわ。
まあ、そんなこんなアクシデントがありましたが、何とか「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」に到着。
と思ったら。。。
殿!!大変でござる!一大事でござる!!
何をそんなに慌てておる、もう博物館は目の前ではないか。
我ら大樹一族一世一代の失態に御座います!!
なんと、一乗谷攻めに向け朝倉氏遺跡博物館を先攻めするはずが。。。
ん?早よ~申してみい!
はっ、恐れ多くも申し上げます。
ここ一乗谷朝倉氏遺跡博物館、半月後に開館する新博物館への資料移動とかで「閉館」となっております!!
なんじゃと、それはまことか!!!???
誠に我が一族最大の失態にて返す言葉もございません。。。
とまあ、頭の中でこんな大河ドラマのワンシーンが巡っていたかは別とし、ここ一乗谷朝倉氏遺跡博物館10月1日にリニューアルオープンと言うことで、半月早く来てしまったばかりに見事に入れずΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
バス停はミスって遠回りすることになるし、博物館には入れないし、すでに一乗谷攻め苦戦しております。
流石は朝倉氏、一筋縄ではいかぬわ!!(笑)
これはこれでまた一乗谷再訪確定ですなw
とここで諦めては元も子もない、頑張って一乗谷まで歩き続けていきます。
大野から一乗谷のアクセスはバスでは残念ながらこのパターンしかないのです。
いや正確には土日のみここの博物館を経由するバスがあったのですが、朝一と昼下がりの二便しかない(汗)
大野からの観光客が立ち寄ることを全く想定していないんだ(涙)
なので歩くのが嫌な方はこの二便のバスに合わせて行動するか、大人しくこれまた越美北線で一乗谷駅に行くかしかない訳であります。
あっ、福井駅からは別の路線がちゃんと一乗谷方面に出ているのでご安心を、あくまで大野方面からのアクセスが悪すぎるだけなのでw
なんか一乗谷に行く前から踏んだり蹴ったり状態ですが、意外とこれまた味わいのある風景も拝めているのでそれはそれで旅の良き思い出ですね。
越美北線の味わいある線路もまた絵になります♪
この後一乗谷遺跡の入り口辺りまで来た時に踏み切りの音が聞こえたから、意外と11:30発の列車でも良かったかもなあ。。。
そして遺跡手前にはこれまた苔生した雰囲気がある「安波賀春日神社」等一乗谷直行では気付かない小さなスポットも公共交通機関旅ならではの醍醐味か。
そして汗かきかき12時過ぎ、一乗谷の入り口にあたる「下城戸跡」に到着。
いよいよ一乗谷攻めの始まりです♪
応仁の乱で功を上げた朝倉氏がこの地に本拠を構え以後織田信長に滅ぼされるまで、北陸の小京都と呼ばれる位の栄華を極めた地、一乗谷。
一乗谷の山城も時間があれば是非とも立ち寄ってみたいものです。
それでは、早速一乗谷の入り口に近い朝倉景鏡館跡や瓢町の平面復原地区の館跡群から進んでまいります。
遺跡群だけあって、復元されているわけではないのですが、この谷一帯に広大な敷地群が広がっていたことが分かる発掘跡の数々。
この後いく館跡群もなんとも楽しみであります。
山城の方を巡ろうと一乗谷史跡公園センターから裏道を通り、瓜割清水を通って山道へ入っていきます。
いやあ、ここは分からんてww
明らかに民家の裏あぜ道モードやん♪
民家の横をお邪魔します、とコソコソ入っていき山道へ。
すると、前からドスンドスン、と何かが駆け下りてくる音が。。。
えっ、何?
このあぜ道を駆け下りてくる足音は明らかに四足歩行の動物の足音。
それもめっちゃ早く駆け下りてきているようだが、まさか熊?
それとも猪か!!??
ちょっと焦った俺の目の前に駆け下ってきたこやつは一体。。。
狸か!?
いや、違う。
なんだ、あの細長い目のような模様は!!??
まさかUMAなのか!!!!
相手も思いきり駆け下りてきた先にいた俺に明らかに動揺を隠せない様子。
10秒ほどお互い睨めっこを続ける。。。
あまりに動かないので、俺もフラッとスマホを取り出してパシャリ。
すると、さすがに人工音には敏感なのか、森の中へ駆け足で戻っていってしまった。
後で写真を見ると、うーん、これはきっとハクビシン、いやアナグマだなあ、と。
でも、いきなり出会ったら結構頭真っ白になるもんですね、イノシシとかでなくて良かった。
さて、そんなアクシデントもありましたが、無事に南陽寺跡に到着。
一乗谷の4大庭園の一つがここにあったとのことで、石組が残っているだけですが、往時はここに三段の滝も作られていたようです。
ここ南陽寺跡からしばらく行くと一乗谷城址に上る登山道があったのですが、「クマ出没注意」の看板と共に、閉鎖されておりました_| ̄|○lll
残念、まあその前に「アナグマ」たる「熊」と出会っているだけに巨大熊でも出会っていたらフリーズだけで済まなかったかもしれないので、素直にここは身を引くことにします(笑)
その後も英林塚、諏訪館跡、湯殿館跡を順繰り巡っていく。。。
庭園跡も煌びやかさこそないものの、静かな歴史の時の流れを静かに見守っているかの様に感じるのは、朝倉氏の栄華の名残でもあるんでしょうかねえ。。。
さて、南陽寺跡、諏訪館跡、湯殿館跡と3つの庭園跡を拝んだ後は、やはりここは絶対外せない、一乗谷と言えばここ!と言わせんばかりの一大館跡である「朝倉館跡(館跡庭園)」
上から見ても下から拝んでも広大な敷地に朝倉氏の栄華を感じます!
五代当主朝倉義景の居所跡で、三方を土塁と濠で囲まれ、裏手は山と見事な要塞として最強の居所と言っても過言ではない。
居所跡の端には義景の墓所もあり、魂は今もなおここが朝倉氏の物だと言っているかの様。
そして、朝倉館跡の絵面?写真面として有名な場所こそ「唐門」から見る館跡ですよね。
濠には錦鯉が泳ぎ、周りの青々と茂った草が唐門を引き立ててくれてとっても絵になりますよね。
日曜日だというのに人も多くなく、広大なので人がいないタイミングもすぐに訪れて、いいアングルで写真いただけましたw
って、スマホでパシャなんですけどwww
雪に包まれた唐門の写真も見たことがあるんですが、青々な唐門もまたいい感じ♪
一乗谷のメイン処を攻めたところで、道路を挟んで反対側も見ていきたい、その場所こそ「復原町並」
入場料330円を払い早速中へ入ると一世風靡したであろう往時の城下町の雰囲気を今に、200メートルにわたり、武家屋敷と町屋が復元されていてちょっとしたタイムスリップ。
そんなタイムスリップの中にも現代芸術が組み込まれていて、見た目にも楽しみを倍増させてくれてました。
いいねえ、風鈴と傘の芸術美。
一昔前にはあまり見なかった「魅せる」展示方法、人間の美術は無限ですね。
そして、何故か気になっていたのですが、ここ一乗谷もなんですが、福井を巡っている中でやたらと目に入ったのがこれ…
なんでも「千歳くんはラムネ瓶のなか」と言うライトノベルで、かなり有名な青春ラブコメディらしい。
福井中でエモいモードになっている通称「チラムネ」、本当最近実在する地方をネタにしたリアルなアニメとか多くなってきましたが、福井県ではきっとこのチラムネが大人気なんでしょうかね♪
さて、そろそろ昼下がり、最後は一乗谷の山手側の砦、上城戸を拝んで一乗谷巡りを〆たいと思います。
お腹もすいたけど、復原町並の出口まで来たもののお土産屋こそ一軒あれど食事処は皆無。。。
入り口にあった史跡公園センターにレストランはあったものの、もう歩いて戻るには元気が足りない。
ちょうど残り5分で福井駅行きのバスがある。。。
一乗谷、結構立派な観光地なのに、ここにアクセスするのもバスだと一日8往復、うーん。。。
このバス逃がすと1時間半もまた待たなければならないし、食事は福井駅で摂ろう。
と言うことで14:20のバスで福井駅に戻ります。
次で最終回。
福井市内を電車発車ギリギリまでお散歩してみようと思います。
参考サイト
ふくいドットコム「一乗谷朝倉氏遺跡復原町並」
特別史跡 一乗谷朝倉氏遺跡
10:40…越前大野駅発「京福バス大野線」
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11:10…前波バス停、徒歩
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11:45…一乗谷朝倉氏遺跡博物館(通過ww)
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12:05…一乗谷着、散策
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14:20…一乗谷発「京福バス一乗谷東郷線」、福井駅へ
※前波バス停から道の駅一乗谷あさくら水の駅のショートカットは出来ません(;^_^A
Googleマップに騙されないで(笑)
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