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2022年11月

2022年11月24日 (木)

サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅…その10(一乗谷~福井)

サイコロきっぷの旅もそろそろ終わりを迎えようとしています。
残り今回入れて2回、駆け足で書いて早くGW末に行ってきた旅記録を書かないと詰まっている旅が(-_-;)
ちょっと頑張って書いていきますね。

それでは大野編の続きから


今までのサイコロきっぷで行く芦原温泉の旅シリーズはこちら

その1(出発~福井)
その2(福井~永平寺)
その3(永平寺~丸岡)
その4(丸岡~東尋坊)
その5(東尋坊~芦原温泉)
その6(芦原温泉~恐竜博物館)
その7(恐竜博物館~勝山)
その8(勝山~大野)
その9(大野~一乗谷)
その10(一乗谷~福井)←今回


大野駅から福井駅行きのバスは越美北線とほぼ同じルートを走っていきます。
のんびりバスに揺られ30分ちょっと、バスはあるバス停のそばを通る。

 

次は「前波」です。

 

ピンポーン!

 

迷わず校舎ボタンを押す俺。
前波バス停で降りると目の前には足羽川とそれを塞ぐように聳えるその名も「足羽川頭首工」

Photo_20221120223701

Googleマップで見るとこの頭首工に遊歩道が写っていたんですよね。
Googleマップ、グッジョブ!!👍
よし、ここで遊歩道を渡った先に道の駅があってそこからすぐの場所に「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」があるんですよね。
先ずはそこで一乗谷の情報を、と思っていたんですが、、、

 

 

ええ、頭首工通行止めで渡れませんでしたorz_| ̄|○lll

見事痛恨のミス!
Googleマップ、ブーブー!!👎
(って、自分が悪いんやろw)

 

結局一つ先のバス停近くの端からグルッと2キロ弱無駄に歩くことに。。。
ちっ。

暑い中とことこ歩き続けるので、折角大野で貰った清水もあっという間になくなり、道の駅に着いた頃にはまた別のお茶を買う羽目になってしまったわ。
まあ、そんなこんなアクシデントがありましたが、何とか「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」に到着。

と思ったら。。。

 

 

 

 

Photo_20221120234301


殿!!大変でござる!一大事でござる!!

何をそんなに慌てておる、もう博物館は目の前ではないか。

我ら大樹一族一世一代の失態に御座います!!
なんと、一乗谷攻めに向け朝倉氏遺跡博物館を先攻めするはずが。。。

 

 

 

 

ん?早よ~申してみい!

はっ、恐れ多くも申し上げます。
ここ一乗谷朝倉氏遺跡博物館、半月後に開館する新博物館への資料移動とかで「閉館」となっております!!

なんじゃと、それはまことか!!!???

誠に我が一族最大の失態にて返す言葉もございません。。。


とまあ、頭の中でこんな大河ドラマのワンシーンが巡っていたかは別とし、ここ一乗谷朝倉氏遺跡博物館10月1日にリニューアルオープンと言うことで、半月早く来てしまったばかりに見事に入れずΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
バス停はミスって遠回りすることになるし、博物館には入れないし、すでに一乗谷攻め苦戦しております。
流石は朝倉氏、一筋縄ではいかぬわ!!(笑)

Photo_20221120234302

これはこれでまた一乗谷再訪確定ですなw
とここで諦めては元も子もない、頑張って一乗谷まで歩き続けていきます。

大野から一乗谷のアクセスはバスでは残念ながらこのパターンしかないのです。
いや正確には土日のみここの博物館を経由するバスがあったのですが、朝一と昼下がりの二便しかない(汗)
大野からの観光客が立ち寄ることを全く想定していないんだ(涙)

なので歩くのが嫌な方はこの二便のバスに合わせて行動するか、大人しくこれまた越美北線で一乗谷駅に行くかしかない訳であります。
あっ、福井駅からは別の路線がちゃんと一乗谷方面に出ているのでご安心を、あくまで大野方面からのアクセスが悪すぎるだけなのでw

なんか一乗谷に行く前から踏んだり蹴ったり状態ですが、意外とこれまた味わいのある風景も拝めているのでそれはそれで旅の良き思い出ですね。

Photo_20221121000701

越美北線の味わいある線路もまた絵になります♪
この後一乗谷遺跡の入り口辺りまで来た時に踏み切りの音が聞こえたから、意外と11:30発の列車でも良かったかもなあ。。。
そして遺跡手前にはこれまた苔生した雰囲気がある「安波賀春日神社」等一乗谷直行では気付かない小さなスポットも公共交通機関旅ならではの醍醐味か。

Photo_20221121000801

そして汗かきかき12時過ぎ、一乗谷の入り口にあたる「下城戸跡」に到着。
いよいよ一乗谷攻めの始まりです♪

Photo_20221121000802

 応仁の乱で功を上げた朝倉氏がこの地に本拠を構え以後織田信長に滅ぼされるまで、北陸の小京都と呼ばれる位の栄華を極めた地、一乗谷。
一乗谷の山城も時間があれば是非とも立ち寄ってみたいものです。
それでは、早速一乗谷の入り口に近い朝倉景鏡館跡や瓢町の平面復原地区の館跡群から進んでまいります。

Photo_20221123211901

遺跡群だけあって、復元されているわけではないのですが、この谷一帯に広大な敷地群が広がっていたことが分かる発掘跡の数々。
この後いく館跡群もなんとも楽しみであります。
山城の方を巡ろうと一乗谷史跡公園センターから裏道を通り、瓜割清水を通って山道へ入っていきます。

Photo_20221123212901

いやあ、ここは分からんてww
明らかに民家の裏あぜ道モードやん♪
民家の横をお邪魔します、とコソコソ入っていき山道へ。
すると、前からドスンドスン、と何かが駆け下りてくる音が。。。

 

えっ、何?

このあぜ道を駆け下りてくる足音は明らかに四足歩行の動物の足音。
それもめっちゃ早く駆け下りてきているようだが、まさか熊?
それとも猪か!!??

 

ちょっと焦った俺の目の前に駆け下ってきたこやつは一体。。。

Photo_20221123213301

狸か!?
いや、違う。

なんだ、あの細長い目のような模様は!!??
まさかUMAなのか!!!!

 

相手も思いきり駆け下りてきた先にいた俺に明らかに動揺を隠せない様子。
10秒ほどお互い睨めっこを続ける。。。

あまりに動かないので、俺もフラッとスマホを取り出してパシャリ。
すると、さすがに人工音には敏感なのか、森の中へ駆け足で戻っていってしまった。

後で写真を見ると、うーん、これはきっとハクビシン、いやアナグマだなあ、と。
でも、いきなり出会ったら結構頭真っ白になるもんですね、イノシシとかでなくて良かった。

さて、そんなアクシデントもありましたが、無事に南陽寺跡に到着。
一乗谷の4大庭園の一つがここにあったとのことで、石組が残っているだけですが、往時はここに三段の滝も作られていたようです。

Photo_20221123234001

ここ南陽寺跡からしばらく行くと一乗谷城址に上る登山道があったのですが、「クマ出没注意」の看板と共に、閉鎖されておりました_| ̄|○lll
残念、まあその前に「アナグマ」たる「熊」と出会っているだけに巨大熊でも出会っていたらフリーズだけで済まなかったかもしれないので、素直にここは身を引くことにします(笑)

その後も英林塚、諏訪館跡、湯殿館跡を順繰り巡っていく。。。

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庭園跡も煌びやかさこそないものの、静かな歴史の時の流れを静かに見守っているかの様に感じるのは、朝倉氏の栄華の名残でもあるんでしょうかねえ。。。
さて、南陽寺跡、諏訪館跡、湯殿館跡と3つの庭園跡を拝んだ後は、やはりここは絶対外せない、一乗谷と言えばここ!と言わせんばかりの一大館跡である「朝倉館跡(館跡庭園)」

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上から見ても下から拝んでも広大な敷地に朝倉氏の栄華を感じます!
五代当主朝倉義景の居所跡で、三方を土塁と濠で囲まれ、裏手は山と見事な要塞として最強の居所と言っても過言ではない。
居所跡の端には義景の墓所もあり、魂は今もなおここが朝倉氏の物だと言っているかの様。

そして、朝倉館跡の絵面?写真面として有名な場所こそ「唐門」から見る館跡ですよね。

Photo_20221124004501 Photo_20221124004502

濠には錦鯉が泳ぎ、周りの青々と茂った草が唐門を引き立ててくれてとっても絵になりますよね。
日曜日だというのに人も多くなく、広大なので人がいないタイミングもすぐに訪れて、いいアングルで写真いただけましたw
って、スマホでパシャなんですけどwww

雪に包まれた唐門の写真も見たことがあるんですが、青々な唐門もまたいい感じ♪

一乗谷のメイン処を攻めたところで、道路を挟んで反対側も見ていきたい、その場所こそ「復原町並」

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入場料330円を払い早速中へ入ると一世風靡したであろう往時の城下町の雰囲気を今に、200メートルにわたり、武家屋敷と町屋が復元されていてちょっとしたタイムスリップ。
そんなタイムスリップの中にも現代芸術が組み込まれていて、見た目にも楽しみを倍増させてくれてました。

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いいねえ、風鈴と傘の芸術美。
一昔前にはあまり見なかった「魅せる」展示方法、人間の美術は無限ですね。
そして、何故か気になっていたのですが、ここ一乗谷もなんですが、福井を巡っている中でやたらと目に入ったのがこれ…

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なんでも「千歳くんはラムネ瓶のなか」と言うライトノベルで、かなり有名な青春ラブコメディらしい。
福井中でエモいモードになっている通称「チラムネ」、本当最近実在する地方をネタにしたリアルなアニメとか多くなってきましたが、福井県ではきっとこのチラムネが大人気なんでしょうかね♪

さて、そろそろ昼下がり、最後は一乗谷の山手側の砦、上城戸を拝んで一乗谷巡りを〆たいと思います。

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お腹もすいたけど、復原町並の出口まで来たもののお土産屋こそ一軒あれど食事処は皆無。。。
入り口にあった史跡公園センターにレストランはあったものの、もう歩いて戻るには元気が足りない。
ちょうど残り5分で福井駅行きのバスがある。。。
一乗谷、結構立派な観光地なのに、ここにアクセスするのもバスだと一日8往復、うーん。。。
このバス逃がすと1時間半もまた待たなければならないし、食事は福井駅で摂ろう。
と言うことで14:20のバスで福井駅に戻ります。

次で最終回。
福井市内を電車発車ギリギリまでお散歩してみようと思います。

参考サイト
ふくいドットコム「一乗谷朝倉氏遺跡復原町並」
特別史跡 一乗谷朝倉氏遺跡

10:40…越前大野駅発「京福バス大野線」

11:10…前波バス停、徒歩

11:45…一乗谷朝倉氏遺跡博物館(通過ww)

12:05…一乗谷着、散策

14:20…一乗谷発「京福バス一乗谷東郷線」、福井駅へ

※前波バス停から道の駅一乗谷あさくら水の駅のショートカットは出来ません(;^_^A
Googleマップに騙されないで(笑)

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2022年11月20日 (日)

サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅…その9(大野~一乗谷)

勝山散策を目一杯楽しみ夜の帳も完全に落ちた大野の町に着いたのは19時前。
七間通り沿いにある趣のある日本旅館に宿泊し、最終日に備えます。
朝、天気も無事に晴れと言うこともあり、気持ちもなんとも清々しい。
朝食を頂き、8時前から大野市街を散歩がてら色々見て回ろうと思います。
この日は日曜日、福井駅で18時過ぎのサンダーバードで大阪に帰阪予定ですので、限られた時間を有意義に出来るだけ使うべく、これまた時刻表と睨めっこ。
ここ大野市と福井市を結ぶ路線は2路線、一つは勿論金曜から使い続けている「京福バス」、そしてもう一つがJR西日本の「越美北線」と呼ばれる超ローカル線。
京福バスはおおよそ1時間に1本程あるのですが、越美北線に関しては一日7~8便しかないと(;^_^A
こんな超ローカル線乗らない訳にはいかない!とも一瞬思ったんですが、タイミングの良い時間に列車がないのが辛い。
11:30発と言うのがあるようですが、この後は一乗谷にも行ってみたいので、この列車に乗ると、一乗谷での時間が読めないため、やむを得ず今回は大人しく京福バスで移動します。休日フリーチケット500円ですしね♪

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大野市の町散歩は旅館横にある寺町通からスタート、名の通りこの通り沿いには左右に多くの寺院が並んでおり、400年以上前に京都の町並みを模して基盤目状に町作りをした際、町の東端にあたるこの通りに寺院を集めたらしい。
結構広い石道に開放的な雰囲気を持ち合わせる大野の寺町の寺院、子ども達が寺院の傍でワーワー朝から楽し気に遊ぶ姿はこれもまた現在の大野の町の雰囲気にうまく溶け込んでいていとをかし。

えちぜんおおの観光ガイド

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寺町通りを左側に折れると、そこは石灯篭通り。
通りに石灯籠の名が付けられるとはさぞかし立派な石灯籠なのかな?と歩みを進めていくとありました!!
何とも大きい笠の石灯籠。脇には日本有数の湧水の地、大野らしく湧き水たる「清水(しょうず)」が滾々と湧いておりました。

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前述の通り、大野の町のあちこちでこの「清水(しょうず)」が湧き出ており、湧水スポット巡りも楽しいですよ。
今回、時間の関係と体力を鑑み全ての清水を巡ることは出来ませんでしたが、この後の大野散策の中でもいくつか後述させていただきます。
ここで空のペットボトルにありがたく湧水を頂き早速いただくと、何ともやさしい喉越し。
普段何気なく飲んでいる水なのに、やはり湧水は違うのが分かりますね。
学がないのでうまく伝えられないのが申し訳ないんですが、是非皆様も大野に来られた時には是非お近くの清水で飲んでみてくださいませ。

さて、それでは続いては大野城のお堀沿いを散歩し、旅館のあった「七間通り」に一旦戻り城下町を一周します。
お堀沿いには武家屋敷があり、見学できる武家屋敷としては「田村家」と「内山家」があります。

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武家屋敷にあるあのカラフルなのは「風車」
最近こういった「魅せる」工夫が見られますが、これもまた現代の文化との融合って感じで面白くて好き♡
さて、城下町をグルッと一周して七間通りまで戻ってきました。
なぜ、ここに戻ってきたのか、それは。。。

 

 

Photo_20221115230701

ここ七間通りでは「七間朝市」が開催されているのです。
七間朝市は週末のみの開催、それは是非訪れておかないと♪
人通りは高山とかの有名どころの朝市に比べると静かなものですが、またこれも背伸びをしない大野の町にマッチしていていいですよね。
そんな朝市の中、ふと人が集まっているところが、、、

見ると「いもきんつば」の旗がなびいている。。。

 

 

 

 

 

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ええ、買ってしまいましたともww
この後七間通りからほど近い「越前おおの結楽座」に立ち寄り、これまたここで湧き出ていた「芹川清水」と一緒に早速いただいてしまいました。
あっ、さすがにいっぺんに6個はよー食べられませんで。
朝ごはん頂いたばかりやし。。。

 

3個だけ先に頂きましたわw

さて、ここで早いものでもう9時を裕に過ぎております。意外と時間かかってますね。
コースとしてはこの後天空の城としても有名な「越前大野城」に上り、その後は時間の許す限り城下町の南側をせめて、越前大野駅へ向かおうと思います。

天空の城としても有名な「越前大野城」、天空と言うからにはやはり上に上っていかねばならないのですよね、ええ分かっておりましたとも。
山城の宿命、頑張って上っていくことにいたします。

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秋~早春の極限られた気温差の大きい天気の日にのみ現れる大野城を囲むように広がる雲海で有名な大野城。
さぞかし標高の高い山城かと思いましたが、小高い山程度だったので10分もあれば十分登頂可能でした。

越前大野城HP

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野面積みと言う自然の石をそのまま石垣に用いたという大野城。
こじんまりとはしていますが、威風堂々としたお城であります。
向かいに見える犬山から見る雲海に包まれた大野城はとても絵になるようですね。

さて、時間も限られてきました。
バスの時間は10:40前に駅を出発予定。
このバスを逃すと2時間待ちで越美北線を使うことになります。
うーん、ここまで来たら焦らなくても良いかなあ、なんて思い始めましたが、やはり一乗谷の事をあまり把握していないこともあるので、初志貫徹で10:40に乗ることを目標に頑張ります♪

大野城を降りて町の南側に行くとこの一帯は名水の町大野らしく多くの遊水エリアがあちこちと。
新堀清水、朝倉義景の墓所の傍に湧き出る義景清水、そして大野市一番の清水の名所「日本の名水百選」にも選ばれた「御清水」と本当町のあちこちに湧き出る名水の数々。
水に恵まれた町って本当羨ましい。

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もう大野の町並み散策しているだけで軽く1リッターは清水からお水頂いて飲み干したかもw
お陰でお腹もタッポンタッポン状態。
御清水で3回目のペットボトル補給をいただき、バスが出る越前大野駅へ向かいます。
この地点で残り15分切りました。
間に合うか??と焦りつつ早足で駅に向かうと駅から5分ほどのところに気になるスポット発見。
その名も「良縁の木」

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この木、実は「杉」と「欅」と全く違う樹がなんと「根っこ」で絡まっているのだとか。
同じ種類の兄弟木はよく見ますが、ここは全く別個の種類の木が絡まって出来たまさしく本物の「ご縁ある樹」
時間ない中、人生に色々な良縁がありますよう、お祈りして最後はダッシュで駅へ。
駅に着くと同時にバスが向こうから。。。

ふーっ、(;^_^A
危なかったぜえ。


バス停横にも清水が湧き出ており、時間ギリではありましたが、少し飲ませていただきバスへ駆け込む。
最後の方は駆け足だったのは痛かったけど、大野の町、散策するにはとても楽しい町でありました。
さて、バスは定刻通り、一路福井駅へ向かいます。
途中一乗谷に行きたいのですが、このバスは一乗谷方面には向かわないらしい、、、

ならば。。。

 

 

続く

7:45…宿発町並散歩(寺町通り、石灯籠通り、七間通り)

9:00…おおの越前結楽座、休憩

9:20…大野城

10:00…朝倉義景墓、御清水

10:30…春日神社(良縁の木)

10:40…越前大野駅着、京福バスで福井駅方面へ

サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅シリーズ

その1(出発~福井編)
その2(福井~永平寺編)
その3(永平寺~丸岡編)
その4(丸岡~東尋坊編)
その5(東尋坊~芦原温泉編)
その6(芦原温泉~恐竜博物館編)
その7(恐竜博物館~勝山編)
その8(勝山~大野編)
その9(大野~一乗谷編)←今回

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2022年11月 6日 (日)

サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅…その8(勝山~大野)

ラブリー牧場のソフトクリームを頬張り、元気復活!
この後次の場所に行くのにバスも待っていれば乗れるのですが、このルートはどうしても歩いておきたい。
と言うのも、このルートはその場所に辿り着くまでもが観光名所なのであります。

そのルートとは中宮平泉寺参道。

日本の道100選にも選ばれており、旧参道として苔生す石畳の坂道は九頭竜川から持って来て作られたもので、周りの杉やブナの木がかぶさる様に覆っているので昼間であっても薄暗く参道の趣が増してます。
途中ある「牛岩、馬岩」には丑の刻時にここを通るとこれらの岩が牛と馬に化け、通る参拝人を遮るという逸話もある位。
う゛~、こんなうっそうと茂った林の中で石から化けた牛と馬がいると絶対叫んで逃げ帰ってしまいそうですよね。
ただ、この恐怖に打ち勝ち、平泉寺に迎えた強者のみが望みをかなえられるのだとか、歴史版肝試しですな。

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左が牛岩、そして右側が馬岩。
勇気のある方は丑の刻に是非ここを歩いて平泉寺へ♪
勝山城博物館からはおおよそ2キロもないので体力に自信があれば十分歩いてアプローチ出来ます。
まあ、ちょっとしたお山上りと思って♡

しかし、越前大仏から歩き続けていた自分のHPはすでに一桁(-_-;)
ラブリー牧場のソフトクリームでホイミを唱えたものの、復活分のHP平泉寺参道で使い切ってしまった。。。

何とか平泉寺の入り口「歴史探遊館まほろば」に到着したその横にみえるは。。。

そば処「まつや」の文字が!!
身体は何も言うことなく店内へ。

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ここまで来たら頼むものはもう一択でしょう!
永平寺で食べ損ねた「越前おろしそば」♪

お値段も良心的だし、疲れた体にはお蕎麦の栄養補給にはばっちり!
大根の辛みが越前そばの特徴?らしいことを聞いたのですが、さてさて。。。

 

美味ーい!

が、大根逆にめっちゃ甘みがあって美味ーい!(゚д゚)ウマー
って、あれ?全然辛くないのだがww

よく大根おろしっておろし方や大根の上部下部で辛みが出たりでなかったりとかはあるけどw
まあ、十分美味しかったし良し!としましょう。
何といっても「美味しい」が一番ですものね。

腹も満たされましたので、気合入れて平泉寺散策に向かいます。
平泉寺白山神社

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参道の階段からしてなんとも趣のある…
一の鳥居を抜けると苔生す世界が一面に広がっていてなんとも神秘的。

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ここ平泉寺は正式には平泉寺白山神社と言い、神仏習合の名残で神社とありますが、なんと奈良時代に白山信仰の拠点として作られた地と。
かの義経と弁慶も奥州へ逃げ延びる際、この地を訪れたことがあるのだとか。
そんな昔からこの地で信仰の地として栄えてきた平泉寺ですが、一向一揆により焼山されてしまったらしく、その往時の規模のでかさを把握するのは容易ではないようで、今現在もこの地の発掘調査が続いているものの、分かっているのはごく僅か。
いやあ、歴史の不思議の大きさを感じさせますね。

参道を進み左手に少し進むと、御手洗池と呼ばれる平泉寺の寺号の由来となった池がありました。

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深緑の境内にこれまた深緑の池。。。
水面に映る深緑が池の水の色と合わさるとより神秘度が増している感じがしますね。

そして、拝殿前に到着。
独特な二の鳥居は神仏習合の時代によくみられる権現造の山王鳥居をくぐると、、、

Photo_20221106120202

拝殿に到着。拝殿の後ろに本殿(本社とここでは言うみたい)があり参拝を済まします。
本社を挟み左右にそれぞれ「大汝社」「別山社」を含め白山三社をあらわしているとのことです。

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本社参拝をした後は右奥にある三之宮へ。
ここまで来る人は殆どいないようで空気もよりピリッとした感じがします。
三之宮の手前には楠木正成の供養塔もありました。

Photo_20221106134401Photo_20221106134402  

いいねえ、この佇む「静」を慈しむ雰囲気。
暫しここに心身委ねたくなります。
バスの時間は16:10頃と17:40頃の2便。
17:40までいると実はこの後乗る18時過ぎの大野行の最終バスに乗れない可能性があるのと、せっかく勝山に来たので少しの時間でも町並散歩を楽しみたいのもあるので、もっと平泉寺を味わいたいですが、16:10のバスで戻ることにします。

まだまだ平泉寺は見所細かく見ていけば半日十分使える位の地だと思うので、機会があれば是非再訪したいな、と思います。
一時間の平泉散策を終え、バス停に戻ってきた頃ちょうどバスも到着。
バスに乗って勝山駅まで戻ります。

バスを降り、越前大野方面のバスを待つには約2時間弱の時間調整が必要。
なかなかこの辺りが地方バス路線の辛い所ではありますが、うまくその時間を使って勝山市街を散歩しようと思います。

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勝山橋、見事に草竜モチーフ♪
橋を渡ると旧勝山城下町が広がっています。
七里壁と言う勝山から永平寺町まで続く石壁が九頭竜川沿いの河岸段丘に沿って20キロ近くに渡り続いていた様で、この石壁より上段が武士などの上人が住む地域、下段が商人などが住む下人町となっていると。
勝山にも自然の形状をうまく組み入れた町造りがなされているんですね。

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町中には「大清水(おおしょうず)」と呼ばれる天然の湧き水が出ている場所があり、伏流水のお陰でこの地も潤っていたのでしょうかね。

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この後は市役所にある勝山城跡、ゆめおーれ勝山等を見て回ったのですが、もうさすがに足が棒。。。
夕闇も迫り見所も大体みたのですが、バス到着はまだ一時間弱あるので喫茶店で一休みするが、

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ケーキ小っさ。。。

 

ではなく、アイスコーヒーがでかすぎるのです(;^_^A

ここはユトリ珈琲と言う福井にしか存在しない喫茶店なんですが、なんだ、このバカでかい珈琲は!!
だからと言って値段がボーンと跳ね上がるわけでもなく、いたって普通の珈琲店のお値段。
これはもう福井来県時の空白時間を埋めるには必須立ち寄り地決定ですな♪

さて、身体もクールダウン出来、そろそろバスの時間。
今回勝山市内はコミュニティバスなので京福バスの週末お得チケットは使えなかったが、この路線は使える!
と思っていたら、見事に今いる最寄りバス停から大野駅手前の宿近くで降りるとジャスト500円で降りれると。
次の日も祝日なので、週末チケットは次の日に取っておいて18:25分、大野行の最終バスに乗ります。
勝山市と大野市を結ぶ路線なのに、まさかの一日五便。。。_| ̄|○lll

都市間を結ぶのにこんなに不便とは。
田川さんのバス旅だったらきっと積んでたなw

バスは最終便ではありましたが、大野市への最後の交通手段だからか、7.8人ほどの乗客が乗り降りしつつ19時前に大野に到着。
夜の帳も降りてますので、このまま宿に直行、七間通り沿いにある和の雰囲気溢れる日本旅館にこの日は宿泊です。

Photo_20221106162501 Photo_20221106162502

大野の町は静かに更けていきます。
次回は大野の町をお散歩です。

14:30…勝山城博物館発、徒歩

14:50…平泉寺白山神社着、散策、昼食

16:10…平泉寺白山神社発「勝山市コミュニティバス」

16:25…勝山駅着、街並み散策

18:25…元町バス停発「京福バス」

18:50…大野銀座バス停着、宿へ

勝山市街(七里壁、大清水、商人町、勝山城跡、ゆめおーれ勝山)

サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅シリーズ

その1(出発~福井)
その2(福井~永平寺)
その3(永平寺~丸岡)
その4(丸岡~東尋坊)
その5(東尋坊~芦原温泉)
その6(芦原温泉~恐竜博物館)
その7(恐竜博物館~勝山)
その8(勝山~大野)←今回

もう一つのサイトも更新中♪

ETERNAL  WIND~永遠に吹く風~
「大きな株のお話…おせち争奪戦」

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2022年11月 5日 (土)

サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅…その7(恐竜博物館~勝山)

恐竜博物館を出ると、目の前をミニバスが。。。
この後は一旦バスで駅まで戻ってから次のエリアに向かうバスに乗り換えの予定だったんですが、、、

行先を見ると…

「平泉寺方面」

 

 

お゛~!!これは渡りに船。
まさかここから直行で向かってくれるとは!!

と思っていたらすぐに出発してしまって扉が閉まってしまったorz…

 

 

あ゛~、何とも運のない。。。

と諦めたその瞬間、

ピーッ、と動いていたバスの扉がまた開く。
もしかして、俺に気づいてくれた!!??

とバスに駆け寄ると、「バスに乗る?」と。
何とも素晴らしい運転手様♡

オフコース♡と、早速乗せてもらうと、乗客は俺だけのバスは一路平泉寺方面へ。
本当待ってくれてありがとうございますm(__)m

今回向かう先は日本一の大きさを誇る仏座像があるという「越前大仏」が目的地なんですが、バスは越前大仏前も止まるとのこと、素晴らしい運の付き♪
このバスのお陰で1時間近くも時間節約出来ました♪
バスは15分もかからず越前大仏前に到着。

越前大仏

Photo_20221103212501

禅宗の寺院だというここ越前大仏、さぞかし歴史のある寺院なんだろう、と思いきやまさかの昭和62年に創建されたかなり新しい宗教法人だと。それも、初めはまさかの宗教法人格を取らなかったという。。。

それはこの地出身の多田清氏と言う関西では有名な相互タクシーの創業者が、多くの得た財を故郷である勝山に落としたいとの熱い想いからと言うからすごい。
ただ、当時は軽く云千円と言う高い拝観料のお陰で拝観する人も少なく、結局税金を払えず現在は宗教法人として運営されているようですが。。。

Photo_20221103212502

境内に行くまでの門前町とでも言うのか?なかなか趣のある商店街なのに、見事なほど閉店モード全開。。。
この先の境内の中はどうなっているのか、かなり気になってしまう位の人気のなさ。。。
この日、土曜なんですが(;^_^A
恐竜博物館の賑わいの10分の1でもいいのでこちらに足を運んでいただきたくなってしまう位の静けさ。
かなりの不安を抱えながら、門前に来ると商店街の端っこが料金徴収所の様で、拝観料500円を払い境内にお邪魔。
見た感じはとっても広大な整備の行き届いた雰囲気があるんですが、もしかしてお坊ちゃまくんの貧坊ちゃまの様なフロントが豪華絢爛、裏は張りぼて?

 

とちょっとそんな舐めた展開を期待していたのですが。。。

Photo_20221103212506

なんですの、この立派な大仏殿は!!

Photo_20221103212504

なんですの、この立派な五重塔は!!

と広大な境内、見るもの見るものどれもが規模が違い過ぎる!!
境内をつなぐ回廊も長い長い!!!お堂を巡るだけでどれだけ時間が必要なのか(・_・;)

Photo_20221103212503

五重塔に上ってみるとここ越前大仏こと清大寺の広さ、大きさが良く分かる。
何といってもこの五重塔、高さ75メートル。
日本一の高さを誇る五重塔の存在は伊達じゃない!
ん?はるか向こうに見えるお城は勝山城なのか!?

Photo_20221103212507

そしてこの五重塔、高さだけでなく塔内も感嘆の声を上げてしまうような内装で、エレベーター有の各階には多くの仏像が祀られていたりの、もう贅の限りを注ぎ尽くしていると言っても過言ではないほどの立派さ。

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もう五重塔だけでこの絢爛豪華さを見させらているのに、大仏殿に行くと思わず後ずさりしてしまいそうな威厳ある大仏様の姿が。。。

Photo_20221103212508 Photo_20221103212509

巨大な大仏殿の中に鎮座する大仏様。
奈良の東大寺におられる座大仏様の大きさが15メートル。
そして、ここ越前大仏の大きさは。。。

 

 

17メートル!!

 

それは迫力ある仏様、勿論日本最大の大きさを誇る座仏様であることは言うまでもない。
仏様の両側には菩薩と羅漢の立派な立像が仏様を支えておられ、その周りをこれまた多くの仏像が堂内を埋め尽くす。
この場では決して自分を誤魔化すことは出来ないな、普段の悪行が丸裸になっていくようです。

他にも九龍壁や日本庭園等広大な境内を見回っていると早いもので1時間、そろそろ次の場所へ行こう、とバス停に向かうが、、、

ええ、数分前にバス行ってしまいましたorz

さっきはうまいこといったのに今回は見事に下手こいだあ・・・

 

ふっ、こうなったら次の場所まで歩いて行ってやるぜ!!
と、越前竹人形の里から永平寺口駅と同じようにトコトコ歩いて行くことに。。。

距離も1キロちょっとだし頑張って歩くのも余裕余裕♪

 

なんて、言っていたのもものの数分、、、

暑っ~~~~。。。

 

僅か1キロちょっとなのに、日差しがきつくすぐにバテバテ。。。
昼ご飯も取っていないので、体力も落ちるの早い早い。
そして、歩くこと20分、続いての目的地、「勝山城博物館」に到着。
ええ、先程越前大仏の五重塔から見えたお城はこの勝山城を模した博物館だったんですね。

と思ったら模したものでもなく、ここもまたあの多田清氏の建築だと。
どれだけの財を成せばこんなに立派な施設群を建てられるのでしょう。

Photo_20221103224101

石垣には九頭竜をモチーフにしたもの?が彫られておりますが、博物館でここまで凝った施設もそうはないですよね。
因みに本来の勝山城は勝山市役所の場所にあったようですが、今はその城址自体がないとのこと、残念。
さて、色々な往時の展示物を見回り天守閣の上にあがると、、、

Photo_20221103224701 Photo_20221103224702

天守閣の瓦に設置されている鯱も立派だし、天守閣からの眺め、先程いた越前大仏もはっきりと。
こうして眺められるほど広大かつ立派なお互いの施設を作り上げた多田清氏、勝山市愛が半端ないですね。
さて、時間は早いものでもう14:30
疲れすぎて腹減った、、、そして喉乾いた…

やむを得ない、今回も昼飯抜きバージョンで頑張るか、、、
と思っていたら、まさかの博物館入り口に「ラブリー牧場 みるく茶屋」たるものが。。。

 

 

Photo_20221103224703

ふーっ、生き返ったぜえ…
牧場直営のソフトクリームに命を救われ、次の地へ。。。

12:30…恐竜博物館発「勝山市コミュニティバス」

12:45…越前大仏着、拝観

13:35…越前大仏発、徒歩

13:55…勝山城博物館着、見学
(ラブリー牧場みるく茶屋)

14:30…勝山城博物館発、徒歩次の地へ。

サイコロきっぷで行く芦原温泉の旅シリーズ

その1(出発~福井)
その2(福井~永平寺)
その3(永平寺~丸岡)
その4(丸岡~東尋坊)
その5(東尋坊~芦原温泉)
その6(芦原温泉~恐竜博物館)
その7(恐竜博物館~勝山)←今回

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