舞い上がれ!上五島(中通島)へ!
2日目、下五島から上五島(中通島)へ朝から移動です。
前回の下五島(福江島)編、長崎編はこちら
勿論この日もKYUSHOパス使っての移動ですよ♪
隣の埠頭には久賀島や奈留島に向かう小型船も停泊中、くぅー、全ての日程をこちらに振り替えられたら巡れたかもしれないかと思うとちょっと残念ですが、いつの日かまたこの五島列島に来ることが出来たらその時はまず、久賀島や奈留島を攻めてみたいと思います。
9時過ぎに出たジェットフォイルは30分程かけ下五島から上五島の南側に位置する奈良尾港に到着。
お魚のモニュメントが何とも離島に来たって感じで好き♡
上五島(中通島)は新上五島町と現在はなっておりますが、結構南北に長い島で長崎行のジェットフォイルが出るギリギリまで巡ろうとは思いますが、時間的にはかなりタイトな感じ。
これは、場合によっては行きたい場所端折らないといけないかも。。。
まあ、その時はその時でメイン処だけでもしっかり押さえておけばいいか、と車を出す。
さて、先ず向かったのは中通島と若松島を結ぶ若松瀬戸へ。
本当はここからもっと奥の日島の石塔群を見てみたいなあ、と思ったんですが、グーグルで時間検索かけてみると、船の出向までに間に合わなそうと思い、残念ですがここ若松大橋を見て満足することに。
やっぱり時間にタイトだとこういう取りこぼしが発生してしまいますよね。。。
トラス橋もなかなか立派ですね。
橋の上では車は停められてませんが、近くのパーキングから歩いて橋傍まで行くと、瀬戸らしく潮の流れが手に取るように分かりますよ。
さあ、ここからはぶっ飛ばして上五島でここは絶対と言う教会へ。
実はこの教会、伺う前に事前に予約をしておかないと拝観出来ないことを福江港で知り、急いで電話で予約した場所。
その場所こそ、世界文化遺産「頭ヶ島天主堂」です。
奈良尾港から若松島の経由時間を除いても1時間以上かかるので、予定していた時間間に合うかなあ、と思ったんですが、見事にピッタリの到着。
俺が来た時に観光バスのツアー客がおられたんですが、一緒にお話しどうぞ、とバスガイドさんのガイドにコソッとwお邪魔させてもらうことが出来ました。
五島崩れと呼ばれるキリシタン弾圧から逃れるため、一旦はこの島から脱出した島民が、迫害の危険が去った後、戻ってきて作られたのがこの頭ヶ島天主堂だと。
何とも切ない忌まわしい時代の荒波の中、キリシタン達は必死に立ち向かってらっしゃったんですね。
天主堂傍には島のふれあい館等もあり、見学していたら午前のひと時はあっという間。
こんな静かな白浜が往時も見られたのでしょうが、時代の荒波の中この白浜は何を感じながら人間の生末を眺めていたんでしょうかね。
頭ヶ島を後に今度は中通島の最北端「津和崎灯台」に向かってみようと思います。細長い一本道を延々北上していく中で、いくつかの教会を通っていくので、その中のいくつかに立ち寄りながら目指していこうと思うのですが、ふと行先案内板を見ると「龍馬ゆかりの広場」たるものが。。。ん?五島列島と坂本龍馬???
これは気になる、急遽立ち寄ってみることにしました。
龍馬と五島列島、何なんだ、この関係とは?
説明によると、この地で坂本龍馬が作り上げた海援隊の船が時化により、沈没。多くの仲間が命を落としたことを知り、急ぎ駆けつけ鎮魂の為訪れた地だと言うことらしい。
龍馬像が海に向かって合唱している姿は、威風堂々としている姿が印象的な龍馬像が多い中、それだけの痛ましい事故だったんですね。
それではもと来た道を戻り、津和崎エリアへ。
途中町の北部エリアの「有年」の船着き場でトイレ休憩。
なかなか立派な埠頭からは長崎、そして佐世保からも船や高速船が出ている交通の要所。
ここから長崎帰ることも出来るんだったらこっちでレンタカー乗り捨て出来たら便利だったなあ。。。
と、考えている時間があったらどんどん先に進まないと本当時間がない、車でどんどん北へ進んでいきます。
この地点でちょうどお昼、津和崎までは小一時間。
往復するだけで14時過ぎになりそう。17時過ぎのジェットフォイルに乗らないといけないので16時半過ぎには遅くてもレンタカー返さないといけないし、昼飯は当然ながら「なし」で(-_-;)
ええ、心配なさらないでくださいませ、昼飯抜きなんて普段から旅していたら、日常茶飯事ですからwww
さて、津和崎までは先ほども書きましたがほぼほぼ一本道なので幾つかの教会そばを通っていきます。
その中でも大きめの教会に立ち寄ってみたいと思います。
五島の教会建築で有名だという鉄川与助氏により建築されたという「青砂ヶ浦教会」、週末のみ拝観できるとのことで教会内にお邪魔するも誰もおらず逆に入ってよかったのかなあ?と思う位の静けさ。
レンガ造りの教会は重厚感があっていいですね。
ここ青砂ヶ浦教会以外にも、江袋、仲知、米山と小さな教会を巡り有川エリアから一時間弱かけて中通島の最北端「津和崎灯台」に到着です。
灯台の周りは五島名産の五島うどんにもふんだんに使われている椿がたくさん植えられていましたが、季節はまだ先だもんねw
海峡を挟んで小値賀島も見えました。
小値賀島も五島列島の一部、佐世保からアプローチ出来るので、ここも入れると最低でも3泊以上必要だなあ。。。
津和崎灯台までの一本道、途中の新魚目と言うエリアまでは普通に車道も走りやすいんですが、そこから津和崎までは対向来たら厳しい細道が続くので運転苦手な方は、青砂ヶ浦教会辺りで戻るのが得策かもしれませんw
さあ、まだ見たりない場所がいくつかあります。
頑張って参りましょう♪
帰り道、赤ダキ断崖たる地形があると言うことで立ち寄ってみました。
地層が断層状に断崖絶壁から拝める地質的学的には貴重な自然の造形物。
断崖にこんな色相の違う断層があるとはなかなか面白いですよね。
そして、もう一つ、ここ赤ダキ断崖から反対側の半島を眺めると、これまた独特な形状の岩場が見えるのでそこも立ち寄ってみます。
着いた先は「矢堅目」展望台。
この「矢堅目」、別名「トトロ」だとww
うーん、言われればまあ見えなくもないかw
ま、トトロ出なかったとしてもここは見晴らしもとてもいいし、何といってもこのエメラルドブルーの海がそんなんどっちでもええやん、的な癒しをくれます、立ち寄って良かったあ♪
矢堅目を後にする頃には14時過ぎ、残り2時間、有年から船の出る奈良尾までは1時間見ておいて、観光できる時間は残り1時間ちょっと。。。
折角来た上五島、教会の中でもう一つここだけは、と言う場所が実はあるのでそこに立ち寄って奈良尾に戻ることにします。
その場所は「旧鯛ノ浦教会」です。
ん、見た感じは普通の教会の様です。
ええ、ここは鯛ノ浦教会、旧鯛ノ浦教会はこの教会の裏手にあります。
ここもまた味わいあるレンガを多用した旧教会で、このレンガの一部には長崎の原爆により被爆した浦上天主堂のレンガが使われているんだとか。。。
そして、福江島の井持浦教会にもあった「ルルド」もあり、教会の癒し空間を味わえる教会です。こちらの教会の方がルルド感は強い感じがしますね、って信心が薄いと見方が穿っていかんいかん(-_-;)
鯛ノ浦教会の参拝を終えると15時過ぎ、名残惜しいけどまあ、大分中通島のメイン処は攻められたかな?と車を南へ走らせるが、往路の路は主要国道なので走りやすかったものの、戻っていく海沿いの県道、アップダウンも多く以外に時間喰うねえ。。。
と走ること20分ちょっと、一本の下り道を降りると「希望の聖母像」たるものがあることを発見。
うん、この位の立ち寄りなら何とか時間取れそうだ、と車を海岸沿いの小さな集落「浜串」に停め、その聖母像があるところへ向かう。。。
何でこんな見上げたアングルなの?
実はですねえ、この聖母様、立っておられる場所が海の岸壁なんですわあ(;^_^A
正面から見るとなるとどうしてもこの僅かなスペースから見上げるしかないという。。。
フフフ、ここまで良くおいでになったわね、と微笑みかけられているような聖母像。
聖母ってマリア様だと思ってたんですが、聖母=マリア様の事とは違うのか、マリア像とは記載されていないことにちょっと興味を持ったのですが、その辺学がないもので(;^_^A
聖母様を最後に拝ませてもらい、無事16時過ぎ奈良尾に戻ってきました。
レンタカーを返し、奈良尾の町を少しなら散歩できそう、と町中にある「奈良尾神社」に旅の無事な完遂を願いお参り。
うぉー!!!なんてどでかいアコウの樹の根っこ?
樹齢650年を超えるアコウの巨木。
この下をくぐって参拝するのってなんかご利益ありそうですよねえ。
1泊2日の駆け足の五島列島旅もこれで終了、明日も船が欠航になってしまう様子ではなさそうなので、2泊3日でやっぱり攻めてみたかったなあ、と思いつつ17時過ぎ長崎まで戻ります。
また機会がありましたら是非とも癒しを頂きに戻ってきたい離島、五島でございました。
夕闇迫る中、ジェットフォイルは長崎港に着岸。
ホテルは港近くに取っているので長崎中華街で食べようかなあ、と中華街に行くも結構な人出。
駅の方でもなんかあるだろうと向かうと、駅にも中華街にあった「蘇州林」があったので早速入って、長崎ちゃんぽんを頂きました♪
野菜を炒めた油が良いアクセントになっていてめっちゃ箸が進む♪
腹も満たされ、2日目の夜は更けていきます。
以前だったら間違いなくこのまま稲佐山の夜景へGO!となるところでしょうが、最近の体力の低下のせいか、足が向きませんでしたorz。。。
3日目はレンタカーを借りて島原方面を飛行機の出発時間まで巡ろうと思います。
今回の行程
奈良尾港~若松大橋~頭ヶ島天主堂~坂本龍馬ゆかりの広場~有年港~青砂ヶ浦教会~津和崎灯台~赤ダキ断崖~矢堅目公園~旧鯛ノ浦教会~希望の聖母像~奈良尾神社
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