玄海の海を渡って…釜山(南浦洞、甘川文化村、梵魚寺)
ホテルにチェックイン後少しだけ休憩して最終日の釜山を堪能したいと思います。
前回の釜山上陸編(五六島、海東龍宮寺)はこちら
もう一つのサイトも更新しましたので良かったらおいでくださいませ↓
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流石にいくつかある繁華街を全部巡るなんて元気はないのでホテルの近くにある南浦洞(ナムポドン)に繰り出します。もう一つのメイン繁華街の西面(ソミョン)はまた来る機会があれば訪れることにしましょうかね。
南浦洞周辺はチャガルチ市場、国際市場などの古い商店街にショッピングやグルメの新しいスポットが集まった光復路やBIFF広場等、新旧入り混じった地域で釜山随一の繁華街。
日曜の夜ともあって多くの人が通りに繰り出していてすごく活気があってとても楽しい。BIFF広場には映画のメッカとしての釜山らしく(全然知らなかったけど(;^_^A)多くの芸能人の手形とサインが地面に埋め込まれていてかのビートたけしさんの手形もあるらしいのだが、人が多くどれがどれかさっぱり(笑)
フルーツジュースを買ってのんびり散策しながら、南浦洞のもう一つのメインスポットである「龍頭山公園」にも行ってみます。光復路から上りエスカレーターがあって楽チンで上った先にあるのが龍頭山。そこにそびえるのが李舜臣像(豊臣秀吉の朝鮮征伐に対抗したと言う釜山の英雄)と釜山タワー!ライトアップがタワーの柱にされていていくつもの模様が照らし出され暫し鑑賞タイム。夜の23時まで空いているので折角ですし港町釜山の夜景を眺めに行ってみるか。
地上120メートルからの釜山市の夜景。釜山大橋がまたきれいですね。ホテルの窓からも見えてましたが、ライトアップが色を常々変えていくので見ていて楽しくなります。
1泊2日で巡るにはなんとも惜しい釜山巡り。時間を最大限使って2日目の最終日も巡り倒したいと思います。
7時30分過ぎにホテルをチェックアウトし、南浦洞の端に位置するチャガルチ駅近くのバス停からマウルバスと言うミニバスに乗って釜山で最近人気のスポットへ向かおうと思います。
その場所は「甘川文化村」
文化村とは言っても普通に住宅街なんですけどね。
この地域はもともとこの地域で流行っていた太極道と言う思想の信者たちが朝鮮戦争の戦火から非難するために移り住んだ場所で、2000年代になってマチュピチュプロジェクトと言う町おこしの一環でこの地域を鮮やかなカラフルカラーに家の壁を塗り替えて大変身し、今では釜山の中でも有数の観光スポットとなったのがここ甘川文化村。故に甘川文化村は「韓国のマチュピチュ」とも言われておりますが、ギリシャのサントリーニにも雰囲気が似ているとのことで「韓国のサントリーニ」ともw
山肌にはこれでもかとぎっしり家屋が並んでいて、狭い生活路や階段は独特な雰囲気を味わえ散策にはピッタリ。日中はすごい人出らしいのですが着いた時間は8時30分前。誰もいませんw
早速まだ静かな甘川文化村を探索しようと思います。開いたばかりの観光案内所でパンフレットを購入。これがないと正直ここを廻るのは厳しいと思いますので絶対買っておきましょう(確か2000ウォン)
先ずは順当に文化村の斜面の上側を巡ります。文化村入り口のバス停はこの斜面地の一番頂の部分が入り口になるので誰でも分かりやすいかともいます。上側だけなら1時間もあれば往復できるかと思います。また高低差も頂の部分なので負担なく巡れるとは思いますが、やはり来たからには甘川文化村全体を味わっていきたい。因みに全体を見て廻ろうとすると斜面を下まで降りていくことになりますので普通に最低2時間以上はかかるものと思っていた方がいいと思います。しっかり見て廻るなら半日はいるかも。また、もと来た地点に戻るには急な坂道を上って行かないといけないので覚悟必要です。全体を巡るならそれなりの覚悟を。
↓あの緑色のバスに乗ってチャガルチ駅から15分程、山を上った頂が入り口となります。バスは1-1、2、2-2の3系統ならどれでも行くので安心。
ここで多くの説明は必要ないですね。もう自分の感覚でお気に入りのスポットを探しちゃってください。写真をアップするのもどれにしようかと思ってしまう位w因みに一応?全体を見て廻ってきましたが軽く2時間近く。。。少し早足で巡ってこの時間ですからね。。。これだけ見てもまだ全部はきっと見きれていないのでここは釜山再訪時はリベンジさせてもらいたい!!
もうねえ、屋外、屋内あちこちがナチュラルアートモードなので、カメラのメモリー足りるかなあ、と思ってしまう位撮りたい所が盛りたくさん。特に階段アートは見る所見る所表現の仕方が面白い!!
まさしく「日常のなかの非日常感」。散策していてすごく楽しくなります。ここで生活している人々の庭を見て廻る訳ですから礼節をもって回らせてもらいましたが、本当路地裏探検隊になった気分。
そして甘川文化村の一番のアート作品が甘川文化村を一望できる位置にあるこちらのアート作品。。。
後ろ姿分かりずらいですかね、これで分かりますでしょうか。
「星の王子様と砂漠のきつね」のワンシーン。
一番大切なものは眼には見えないものなのさ
とでも話しているのか。。。柵に腰掛け何とも味わいのある1シーンであります。
この時間は俺しかおらずこの大人気作品を独り占め出来ましたが、この星の王子様ときつねの作品の写真を撮るために普段は何十分も並ばないといけない位の大人気作品。朝一で来たこともあって誰もおらず暫し星の王子様とキツネの世界を独り占め出来ました!!因みにキツネと王子様の間に同じように外を向いて腰掛けたところを撮るのが流行りみたいですよ♪
コースで示されている所はとりあえずグルっと廻ってバス停まで何とか戻ってきましたが、この時間ですでに10時半近く。
あ゛~もっといろんな所攻めてみたかった!早い時間故にお店も開いていなかったからお店の中のアートも色々見たかったなあ、、、
もう観光をここだけに絞ってしまおうかとも一瞬思ったんですけど、やはり初めに思い描いていた場所に行かないと後悔しそうなので、これにて甘川文化村とはおさらばとなります。また来たいな、甘川文化村!!
チャガルチ駅まで戻り、地下鉄に乗り換え今度は釜山の北側へ小一時間かけ移動。終点の一つ手前の駅にて下車し、90番バスに乗り終点まで行くと、そこにあるのが。。。
「梵魚寺(ポモサ)」です。
ポモサ…韓国5大寺院の一つ。禅寺の総本山として天上に住む魚が棲んでいたと言われる所から「梵魚寺」の魚が名に入っているんだとか。山の中にあるお寺だけあって周りは木々に囲まれ荘厳な雰囲気な中にある梵魚寺。渓流も流れここが釜山とは思えないほどの別次元の世界が広がってます。
天王門には4体の神がこちらににらみを利かせていますが、日本の金剛力士像の様な迫力とは違い、ちょっと漫画チック??なのは宗教間の違いからなんですかね、こういう所同じ仏教系でも文化の違いを感じられて興味深い。
大雄殿やその右側にある三層石塔等重要文化財が広がる境内の中心はここが山の中と言うことを忘れる位です。
広い境内を散策していると参道にも韓国らしいところがあちこちにあって、外国情緒を味わえて楽しい♪日本の寺院巡りも良いけど外国の寺院巡りもたまらなく心躍らせてくれます!!
もっと梵魚寺の境内をあちこち巡っていたいのですがすでに1時近く。そろそろタイムリミットです。。。
ギリギリの時間まで巡ったもののここまでで今回の弾丸釜山旅は〆にしようと思います。
しかーし!!最後はやっぱりここ釜山で食事をさせていただきたい!!
梵魚寺の駅近くに気になるお店がバス停に向かう道沿いにあり、折角なので食べていこうと思います。
そして頼んだものが程なくやってまいりました。。。
じゃーん!!!
ええ、サンマ定食でございまーす!!
って違う違う、これはバンチャン(付け合わせ)!!
え~~~!!付け合わせにこんな30センチ定規位ある大きなサンマ一本付くかあ???付いちゃうのがこのお店の売りなのか!?
しかし、このサンマがすごく美味しい!!醤油系の味付けだがすごく食べやすく調理されていて、はっきり言って今までで一番サンマをきれいに骨だけにして食べることが出来た位素晴らしい味付け!!m(__)mごめん、今まで食べて来た日本のサンマの塩焼きもこれにはかなわなかったです。もうこれだけを食べにこのお店に来ても良い位!!もう店の場所はしっかり頭に叩き込んだぜえ!!
そしてこのバンジャンだけでも十分なのに、メインのものが熱々でやってまいりましたよお!
そう、スンドゥブチゲ!!う゛~、熱々の湯気に卵を割って早く混ぜ混ぜしたーい💓
辛みと卵の絡みがうまくマッチングしていて、辛さの中に優しさが口の中に広がっていく。ハマグリやエビもたくさん放り込まれていて確かこれで9000ウォン、お゛~、神よ。こんなおいしいものをお安く食べさせてくれてホンマおおきに♪
今回お世話になったところ
釜山ナビ…釜山の事ならここ。細かく端的にまとめられていて自分の行きたい所も分かりやすく説明してくれています。
KONEST...T-money(電子交通マネー)についてこちらで情報収集。2日目はこのT-moneyカードであちこち簡単に巡れましたよ。釜山市内ならバス、列車等はこのT-moneyカード一枚で簡単に巡れます。今回の旅行で10000ウォン(約1000円)チャージしたけど十分余ったよw
満腹の腹を抱え、15時50分発のジェットフォイルで福岡にとんぼ返りと言うのが何とも惜しい。。。
ん?何故俺は大阪に帰るのに福岡にしたのだ???
ええ、ここに来て普通に釜山から飛行機で大阪に直帰したらいいのに何故こんな回りくどいことをしてしまったのだ(-_-;)と気付く。あ゛~、何というユニークなことをしてしまったのか。。。
そのおかげで俺は旅の間、台風情報をずっとにらめっこする羽目になっていたのに。。。
15時現在、その台風はもうすでに宮崎の辺りまで来ているし。。。(-_-;)
ジェットフォイル欠航になったら直接金海空港に行って航空券購入するしかないな、などと色々考えていたんですけど。。。
5日は無事予定通り運行されておりました。ε-(´∀`*)ホッ
ただし6日は欠航が決定しておりましたので、ギリギリ全行程を無事こなせたことには感謝すべきかな。
またいつの日か今度はお互いの国が少しずつでも改善する方向に向いたときに再訪できればいいな、そう願い釜山港を後にします。
これにて5日間の玄海の海を渡ってシリーズも終了。壱岐、対馬、そして釜山と文化の繋がりと現在の複雑な関係性を目の当たりに出来た色々な意味で考えさせてくれる旅となりました。
ただ一つ安心できたのは政府やマスコミ、一部のプロ市民以外は至って普通に生活を送っていたと言うこと。日本人だからと言って特段キツイ思いをすることはありませんでした。大多数はこんな混乱を望んでいないのに権力を持つと周りを見渡すことが出来なくなるんですかね。冷静さをしっかりお互いが持たないといけないですね。
さて、ジェットフォイルは予定通り19時に博多港に着いて入管審査後そのままバス、地下鉄と乗り継ぎ20時過ぎに福岡空港へ。そして21時過ぎの関西行と乗り物三昧で大阪に戻って来た時にはもう日が変わるころ。うーん、乗り物の移動も便利だけど座り続けているのもやっぱりどこかで疲れちゃうものだよねえ。
とか言いつつもうすでに次の場所どこがいいかなあ?なんて頭の中は旅モード。先立つものを早く準備しないと(;^_^A
玄海の海を渡ってシリーズ 了
今回向かったところ
釜山(南浦洞)~甘川文化村~梵魚寺~釜山港国際ターミナル
※実はここ以外にもう一度龍頭山(釜山タワー)や南浦洞そばの「影島大橋」にも行ったんですが、猛ダッシュモードで数十分の立ち寄りだったので今回は省かせてもらってますw因みに影島大橋は14時からの15分だけ開く開閉橋です。
釜山(南浦洞)から甘川文化村へ↓
甘川文化村から梵魚寺へ↓
玄海の海を渡ってシリーズ
壱岐編 1日目
対馬上島編 2日目
対馬下島編 3日目
釜山(五六島、海東龍宮寺)編 4日目
釜山(南浦洞、甘川文化村、梵魚寺)編 5日目←今回
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