旅行日記(⑦近畿)

2022年5月10日 (火)

高野山京大坂道トレッキング…学文路~女人堂

前回では学文路地域を色々探索しましたが、京大坂道トレッキングの本命は今回。
それでは早速京大坂道をご紹介します。

前回の九度山~学文路編はこちら

京大坂道のサイトも良かったら参考に♪

世界遺産 京大坂道 高野山参詣道

京大坂道の大部分は現在も生活道として使われているので、高野山町石道のような歴史感溢れる道ではないのですが、その分地元の何気ないいつもと変わらない雰囲気はどこよりも感じ取ることが出来る道でもあります。

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うん、この自然と人間世界が融合した風景、最高!!

しかし、緩やかな坂道を進んで3キロちょっと進んだところで、まさかの急な下り坂(-_-;)
上った分下ってしまう、と言う山上りあるあるに陥ってしまいましたorz。。。
まあ、これもまたトレッキングの醍醐味!?と割り切りましょうか。
と下った先は九度山町河根地区と言うところ。
静かな集落にはその昔河根宿があり、高野山参詣で旅籠や本陣跡も見られ、往時はさぞかし賑わってたんでしょうね。
日輪寺と丹生神社が仲良く鎮座しているのもまたいいね♪

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道沿いには民家の壁に埋まったようにお座りなさっている地蔵様達がこれからの苦行にエールを送ってくれている様です。

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河根地区からしばらくは車一台がやっと通れるような山道を延々上っていきます。

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こんな山道そうそう車通らないでしょう。。。と思っていたんですが、意外や意外10分に1回位車が通るんですよ(;´・ω・)
あんな狭い道を上り下りする地元の方結構多いんでしょうか。。。

そんな単調な山道を延々上り続け、河根から約1時間。
上り一辺倒な道が緩やかになり、ある大石と立て看板が現れました。
この場所は。。。

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日本最後の仇討の場所「高野の仇討」の場所です。
この大岩に隠れ、仇討を決行したのだとか。
この数百メートル先に仇討された7名のお墓もありました。
この高野の仇討以降、明治政府により明治4年、仇討禁止令が発令されたと。
こんな山奥でその様な歴史秘話があったとは驚きであります。
そして、それと共にこの地域は神谷地区と言われる場所なんですが、、、

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何なんでしょう、この道の狭さは(・_・;)
軽一台通るのもやっとな道幅なんですが!!
普通車なら間違いなく壁に擦ったり、溝落ちしたりする可能性大ですな。

しかし、この神谷地区、秘境感を逆手に取った攻めの集落興し?を頑張っておられ、

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むすびの地蔵堂と言われる「縁結び」の社があったり、廃校になった小学校が珈琲カフェになっていたりと、秘境の中のまさしくオアシス地域になっておりました。
休憩も学文路からほとんど取っていなかったのもあり、せっかくだからこの廃校カフェでコーヒーを頂いていくことにしよう。
女人堂の到着時間伸びるけど、どうせ夕方着だし、数十分遅れてもまあいいか。

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古い木造校舎はそのまま往時の形を出来るだけ残しており、児童がワーワー盛り上がっていてもおかしくないそんなタイムスリップ感がここでは味わえます。
職員室だった場所に作られた「Coffee しらふじ」と言う廃校カフェでは、やや苦みのある手作りコーヒーと手作りチーズケーキをチョイス。
こんな秘境の地で至福の時間を頂けるとはなんとも贅沢です。
これは絶品!!
土日しか営業していないカフェですが、高野山トラベルに行かれた方でもし時間がございましたら、紀伊神谷駅からもアプローチ出来るので是非この神谷集落を訪れてみてはいかがでしょう。
ちなみに紀伊神谷駅、、、

 

一日辺りの状況人数一桁!!

すげー!!すげー!!すげー!!

 

なのに、この駅帰りの電車でふと見ると。。。

駅員さんがいるんですけど!!

 

普通こんな秘境駅に駅員さんなんて絶対いないでしょw
逆にミステリアスな秘境駅、紀伊神谷。
これはまたいつの日か訪れなければw

と、神谷地区を味わって出発するころにはもう時間は15時20分。
あ゛~、これで間違いなく女人堂到着予定時間は17時だなあ(;´・ω・)
と逆算しながらとことこ進んでいくこと20分。。。
高野線の終点、極楽橋に到着です。

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って、駅構内に入ったら楽々でケーブルカーに乗って女人堂まで向かえるんですが、京大坂道の醍醐味はここから!
京大坂道のメインははっきり言ってここ「極楽橋」からと言ってもいい。
何故なら京大坂道の一部である極楽橋~女人堂間の「不動坂」が「世界遺産」に該当するのである!!

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この赤い橋が極楽橋、袂にはお地蔵様が鎮座していてこの先の安全を守ってくださってます。
この極楽橋から先が不動坂、熊の出没注意だそうです(・_・;)

不動坂には新旧2種類の道がありますが、やはりここは旧坂を攻めて遥か高野を目指した人々の思いを感じてみよう!
終点の女人堂までは残り2キロちょっと。頑張って上りきるぜ!!

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極楽橋出発から10分ほどで新旧不動坂の分かれ道が現れる。
旧道の方はここから先、一気に山を上っていく「いろは坂」と呼ばれるジグザグ道でかなりきつい!
しかし、その分往時の厳しい山道の醍醐味を味わえるというもの!
ここは迷わず旧道「いろは坂」コース一択ですわ!
途中、万丈転と呼ばれる罪人を吊下げられ、そのまま落とされてしまったという断崖絶壁や、清不動堂等歴史的ポイントを通り、16時20分、神谷地区からほぼ1時間で京大坂道の終点、女人堂に無事到着です!!

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ちょうど女人堂も参拝終了の時間。
この坂を下れば高野の町です。
5、6分下っていけば寺社巡りも出来ますが、今回の目的はあくまで京大坂道の制覇。
ここで京大坂道トレッキング、無事コンプリートといたします。
帰りはここからバスで高野山駅に出てケーブルカーで戻るか。。。


いえいえ、来たのは不動坂の旧道、ならば新道もやっぱ攻めておくべきじゃね?
と言うことで帰りは新道で極楽橋まで戻ることにしました。
帰りの新道はほぼほぼコンクリート道で一転ちょっと単調で味気ない感じでしたが、延々緩い下りなので足腰の負担はややましかな。
そうして17時には極楽橋駅着。

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なんとも肩身の狭い改札口w
ケーブルカーの乗換駅で人の往来は多いものの、この駅を乗降する人は数十人だと。
何気にここも秘境駅だったのね。。。

と言うことで2回に分けてお伝えした高野山京大坂道トレッキング。
次回はまた常磐線沿いお上り旅シリーズに戻ります。

今回の行程

学文路西光寺苅萱堂(12:50)~日輪寺(13:30)~高野の仇討(14:25)~旧白藤小学校跡(休憩)(15:20)~極楽橋駅(15:40)~不動坂(いろは坂)~女人堂(16:30)~不動坂(新道)~極楽橋駅(17:00)※大体の出発時間

 

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他の高野山参詣道シリーズも良かったら♪

高野山町石道トレッキング…九度山~丹生都比売神社
高野山町石道トレッキング…丹生都比売神社~壇上伽藍
高野山町石道トレッキング…壇上伽藍~高野山駅

高野山京大坂道トレッキング…九度山~学文路

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2022年5月 2日 (月)

高野山京大坂道トレッキング…九度山~学文路

常磐線沿いお上り旅シリーズの途中(やっと水戸まで到着w)ではありますが、ここで先日行ってきたトレッキングネタを放り込ませていただきます。
世間はGWですが連休中は特段予定はない。と言うか見事に土曜なども仕事なのでGWが終わってから出かけられたらいいのですが、果たして。。。

で、GW前の週末に出掛けてきたのが高野山。
と言っても今回は高野山観光ではない。高野山までの行程を楽しみたいのです。
で、高野山ルートのメインと言えば南海高野線、言わずと知れた高野山観光のメインルートであります。
しかし、電車など無いその昔は高野山までは険しい道のりを進んで山深い高野山まで行っていた訳であります。
ならば、自分もそのルートを探訪しようではないか♪と数年前、高野山町石道と言う世界遺産ルートを走破ならぬ徒破してきたわけなんですが。。。

高野山町石道トレッキング…九度山~丹生都比売神社
高野山町石道トレッキング…丹生都比売神社~壇上伽藍
高野山町石道トレッキング…壇上伽藍~高野山駅

この町石道は大阪側からのルート上最強、最長の長さを誇るルートなんですが、実は高野山へのアクセスルートには他にも2ルートあり、それぞれ「京大坂道」「黒河道」の3兄弟ルートで構成されております。

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前回はその長男たる町石道を制覇しましたので、今回は次男?「京大坂道」を徒破しようと思った次第。
距離は3ルートの中で一番短いのでコロナ禍でなまった体慣らしにはちょうど良い。
京大坂道のルートはおおよそ9キロ。3時間ほどで上れそうです。
しかし、これだけではつまらないので、今回はこの京大坂道にスタート地点の学文路地域の見所も加えて総行程20キロ弱。
今回も十分難コースでのコンプリートを目指します。

南海のホームページで京大坂道特設ページもあったのでよかったらそちらも参照してみてください。

世界遺産 京大坂道 高野参拝道

上の地図の青緑の線がメインとなる京大坂道、そして下のグーグルマップが今回の行程になりますのでよかったらご参照を。

九度山駅~学文路駅~かむろ大師~学文路天満宮~西光寺~日輪寺~高野の仇討~紀伊神谷地区~極楽橋~いろは坂~清不動堂~女人堂

それでは高野山京大坂道トレッキングスタートです。
橋本駅までは高野線は通勤路線なんですが、ここから先高野山極楽橋までは一気に雰囲気が変わり、山岳路線になりますので、特急の一部以外はほぼ全て乗り換えとなります。
駅に降りると結構な人、おっと、みんな高野山目当てなのか。
と思ってたらどうやらこれに乗る方々の様でした。。。

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観光列車「天空」

ええなあ、一度は乗ってみたいぜ。
と指をくわえつつ、先に出発する鈍行で先へ向かいます。
トレッキングスタート地点は何故か最寄りの学文路駅ではなく、一駅先の九度山駅。
何故?乗り過ごした!?

いえいえ、実はここ九度山駅、地元の駅からクレジットカード一枚で乗り降りが出来る特定駅でして、ICカード使わずに来れるというなんとも便利な無人駅なのでございます。
詳細はこちら→キャッシュレスってやっぱ便利♪

ただ、それだけでなくもう一つ理由があり、、、

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ここへ立ち寄るためでもありますw
ここは九度山駅構内にあるおにぎりスタンド「くど」

地元産のお米を竈で焚いて、これまた和歌山地産の具等をふんだんに盛り込んだまさしく地元のおふくろの味をここでいただけるのであります。
イートインも可能ですが、今回はここでおむすび弁当をゲットし道中でいただこうと思います♪
イートインスペースは南海で使われていた様々なパーツが使われていて鉄オタの方には堪らんシチュエーションとなっておりました!

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ここでまったりイートインしていってもいいんですが、今回も時間は結構タイトになっております。
頑張って20キロの行程頑張らねば!!

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六文銭が物語るように、ここ九度山はあの「真田幸村」のゆかりの地。
駅周辺は真田庵等真田にまつわる歴史散歩を楽しむことが出来ます。
さあ、準備も整ったし隣駅学文路駅へGO!

線路沿いの道を下っていくこと30分、京大坂道の出発点の地、学文路駅に到着。
しかし、このまま京大坂道へは向かわず学文路周辺にも何気に気になるスポットが点在しているのでそこに立ち寄ってから向かうことにします。
※学文路と書いて(かむろ)と呼びます。「がくもんじ」ではございませんww

学文路は文字通り、学文路、文字通り「学問(文)の道(路)に入る」と読めるところから多くの受験生などに人気の地で、学文路天満宮はまさしく学問の神様こと菅原道真公を祀っているとあって、受験シーズンには多くの受験生が願掛けに訪れます。
しかし、その学文路天満宮までは学文路駅から軽く2キロ近くあるので、その手前にある「かむろ大師」とセットで巡ってみたいと思います。
柿畑の中をのんびり春の風を浴びながらの散歩、この後訪れる数時間もの半登山モードからすると、楽ちん楽ちんw

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柿畑を抜けて約20分ちょっと、学文路天満宮に到着です。

学文路天満宮
本殿の横には受験・病気平癒に霊験ありとされる撫で牛があり、合格祈願には頭を、病気には体の悪い部分を撫でるとよいと言われています。

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そしてその牛の前には2匹の雄犬、雌犬が同じく左右に鎮座しており、左側に雌犬、右側に雄犬がいますので、女性なら雌、男性なら雄の狛犬様も一緒に撫でてあげてくださいね。

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続いては学文路天満宮から明らかに地元民しか使わないであろう地元道をテクテク歩いて15分、丘の上にきれいな建物が。。。そしてその周りには今見頃の藤の花がきれいに咲き乱れておりました。

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きれいな藤棚を超えた先にあるのが、かむろ大師です。
ここかむろ大師はお加持水(霊水)で有名らしく、始祖である尊海上人がこの水を口に含んで病に苦しむ村人に吹きかけたところ病がたちどころに消えたと言う話から以後、湧き出る井戸水をお加持水として御祈祷を受けた方はいただけるのだとか。。。

かむろ大師

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参拝している間にも熱心な信者さんがここで加持水の鍵をもらって霊水を頂いておられました。
こんな神聖な霊水が湧き出るこの地で育つ柿が美味しくないはずないですよね♪
和歌山の柿、みかんにはきっと多くの霊水のパワーが含まれているはずw

あいにく祈祷は受ける予定はないので、大師の奥の院も一緒に参拝しこれにて学文路巡りは終了とします。
しかし、すでにここまでで6キロ近く九度山駅から歩いてきている、、、
そしてすでに1時間半ぶっ通しで歩き続け疲れも結構来た。。。

それならば、あれしかないですな、あれ!!!

 

 

 

 

 

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そう、九度山駅で購入したおむすび弁当♪

追加で美里町の金山寺味噌にぎりとはたごんぼコロッケを追加で購入♪
値段はなかなか強気ですが(;^_^Aまあ、たまにはいいよね。
で、この「はたこんぼ」って何?
後で調べてみたところ、この橋本周辺でしか栽培されていないというごぼうの一種らしく、4センチもの太さがあり、長さも1メートル近くある甘みのあるごぼうだと…
そんな幻だらけの「くが」のお弁当、早速いただきますぜ♪

う、う、うみゃーい♡
おにぎりがとても柔らかく握られておりすぐに崩れてしまいそうですが、これがまたいい握り具合でお米と握り手のやさしさを感じる一品!!

まさしくピクニックの醍醐味w

おっと違った、トレッキングだった。。。そんなピクニック気分でいられるのも今のうちだった(;´・ω・)
腹ごしらえも終え、水分もしっかり補給し、それではここから本番、京大坂道を上り始めます。

が、弁当を食べ終えるとすでに12時30分、、、
うーん、学文路で大分時間を取ってしまいましたorz

ゴール地点の女人堂に着くのは多分この調子だと3時間ちょっととして16時前後かあ。。。
ま、何とかなるっしょ♪

と意気揚々とここからはトレッキングモードに気持ちを切り替え、早速高野への山道を進んでいきます。

続く、、、

 

としたかったのですが、京大坂道を上り始めてすぐにあるのが、学文路苅萱堂こと西光寺。

学文路苅萱堂

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今回はここまでが学文路地域なので、ネタとしてここまで入れさせていただきますね。
ここ学文路苅萱堂には結構有名なものが2つほどあり、そのひとつ目が「石堂丸伝説」
詳細はこれが分かりやすいかな。

石堂丸と苅萱上人

当時女人禁制のため、石堂丸の母はここ学文路で父である苅萱上人を待ち続けるも命果ててしまった地と言うことでなんとも物悲しい学文路苅萱堂。
そして、もう一つ苅萱堂伝説で有名なのが。。。

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右上の墨絵をご覧ください。
これは人魚のミイラ画。

そう、ここには世にも珍しい人魚のミイラが奉納されているのであります。
あいにく、コロナ禍で現在参拝出来ない状態でしたが、墨絵だけでも十分身を構えてしまう姿ですね。。。

続きはまた次回。
常磐線沿いお上り旅シリーズはその後再開しますね。

今回の行程

九度山駅(10:30)~学文路駅(11:00)~学文路天満宮(11:30)~かむろ大師(12:00)~学文路苅萱堂西光寺(12:40)※大体の出発時間

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2021年10月18日 (月)

大阪を旅する大阪人…能勢町編

夏の終わりに行ってきた大阪府内を旅する「大阪を旅する大阪人シリーズ」も最終回。
次回は久しぶりの「弾丸フェリー」シリーズを予定しておりますが、ただいま絶賛仕事関係で大トラブル中で、更新出来るパワーが残っていたらまた更新しようと思いますが。。。

永遠になかったらご察しください。。。

もう一つのサイトも更新中
ETERNAL  WIND
「運動会までもう少し。。。」


大阪を旅する大阪人シリーズ

東大阪市暗峠編
東大阪市なるかわ園地、枚岡公園
東大阪市石切編
四条畷市編
交野市編
豊能町編
能勢町編←今回(最終回)


能勢妙見山を後に日暮れ迫る能勢町へ入ります。
この日の宿は能勢町の山手にある「能勢温泉」

ルート上はそんなに時間はかからなそうなんですが、山越えのルートの中に未舗装区間がまさか含まれているとはつゆ知らず、いきなりのダート路にちと焦る(;^_^A
まあ、2キロほどだったので対向車来なくて良かったけど。

豊能町からは20キロ弱、能勢温泉に到着ですが、道中はそれはそれは山道と長閑な田園風景が広がる。。。

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ここはどこ?ええ、

 

大阪です(笑)

 

 

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宿に着いたら早々に温泉へ!
と思っていたんですが、この時期はまだ緊急事態宣言下。
日帰り温泉客がまだいたので宿泊客だけの時間に入ることにし、夕食の時間まで本を読んで夕方を過ごすなんとも贅沢なひと時。

夕食時、食事会場に行くと、自分入れて4組ほどしかおらず、なんとも贅沢な空間を満喫することに。
温泉宿らしくなかなかのお食事の数々。
関西人なら有名な贅沢料理、「鱧料理」も出てきてなんとも贅なひと時。

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鱧なんて普段絶対食べることのないものだから、こういった非日常の時間が自分にとっての最高のご褒美タイム。
年に何度かのお楽しみタイムがあるからこそ、日常の苦痛にも耐えていけるというものだが、最近は日常の苦痛が支障をきたしているのはちと気になるところではあるが。。。

と話は逸れましたが、まだまだ贅な時間は続きます。
地元川魚に明石蛸飯と関西の贅をどんどん腹の中に入れていきます♪

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もうこれだけ頂いたら、何か月かはインスタントラーメンメインでいかんとしゃーないな、という位の贅沢をさせていただきました。
お腹も一杯になったし、夕食後は温泉に入ってまったりタイムと洒落こむぜえ。。。

と思っていたんですが、ベッドに一瞬横になったのが運の尽き。。。
そのまま朝まで爆死しておりました、、、アワワワワ

その分、朝早く目覚めたのでしっかり朝風呂で温泉はいただきましたよ♪
勿論ほとんど宿泊客がおられなかったので、温泉も独り占め。
朝食もお味噌汁がデカ鍋で出てきてお腹を温めてくれるw

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暫くのんびり宿でくつろいだ後、少し能勢町をフラフラして帰ることにします。
って、普通観光して帰るっしょ!!

ええ、残念ですが、お昼に病院を入れておりまして(涙)
ということで、能勢町の中で気になっていたところがあるので、そこに立ち寄って今回の大阪旅を締めたいと思います。

能勢温泉から前日通ったダート路をまたまた通り、「野間」という地区へ。
ここ野間には「野間の大ケヤキ」
樹齢1000年を超えるだけあって、近くにある野間神社の御神木でもありますが、樹齢もすごいだけあり、害虫などにも大分やられているようで、延命処置を色々受けながらも頑張っているまさしく大老のケヤキです。
フクロウもこの大樹に巣を作っているようで、神のご加護を一杯もらって子育て頑張ってほしいものですね。

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御神木を拝んだとあれば、御神木を管理する神社も行っておかないと!
なぜかそばにあるものだと思っていた神社は少し離れたところに位置し、しばらくグルグル(;´・ω・)
そしてやっと見つけた野間神社。
周辺には特産の栗の実が秋に向け準備万端!!

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野間神社は饒速日尊が祀られています、っておっと!!ここでも饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)登場!!
大阪には饒速日尊由来の神社が多いんですねえ。。。
これも地元大阪を旅してこそ分かったわけですし、一つ新たな知識にもなったなあ。

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時間があればもっと豊能、能勢町を色々巡っていたかったけど、またのお楽しみに取っておくことにします。
この地域の目玉は「秋」そう、今なんですが、如何せん前述の通り日々仕事のトラブルが続き、今秋行ってみようと思っていたんですが、連休休みは今のところ予定なく、たった1回の土日は前述の通り「弾丸フェリー」ネタで使ってしまった。。。

日曜しか休みがないのは厳しいなあ。。。

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またの日にお会いしましょう、豊能、能勢!!

今回の行程

能勢妙見山~能勢温泉~野間の大ケヤキ~野間神社

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2021年10月10日 (日)

大阪を旅する大阪人…豊能町編

爆発的にコロナ禍が落ち着いてきていることに、不思議な感じも受けますが、なんにせよ緊急事態宣言解除は喜ばしい限り。
とはいえ、仕事はお休みまだ取れず、、、11月の後半か、12月にでも連休取れたらいいなあ。。。
運が良ければ10月の末取れるかもしれないけど、運動会次第だなあ。。。

と個人的ブツブツはさておき、大阪を旅する大阪人シリーズも後半に突入です。
交野市から一路進路を大阪の北に向け、車を走らせますが、枚方、高槻、そして茨木と大阪の衛星都市を通っていくルートになってしまうため、交通量の多い道をタラタラ走っていくことになり、茨木の山奥から豊能町に着いた頃にはすでに昼下がり。。。
どうやら、この日は豊能町を少しめぐるともういい時間になりそうです。

豊能町、大阪の北部に位置し、北は能勢町、京都府亀岡市、南は茨木、箕面市に挟まれた地で、豊能町の南側は山の手にニュータウンも造成されていて、大阪の衛星都市の性格も持っている地域。

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それでいて、ニュータウン地域を抜けると長閑な田園風景があちこちに広がる典型的な田舎町です。

ニュータウンの住宅地があったと思ったらすぐに山の中の田園風景が広がり、、、両方の世界が味わえる地域ってなんとも羨ましいですね。
そんな中ふと現れた「走落神社」にまずは立ち寄ってみます。

走落神社、いくつかの神社が集められてこの地に出来たという、また独特な謂れのある神社には大きな杉の木が2本ここの地を納めてこられたのでしょうね、威厳を持った姿で訪れる者を見守ってらっしゃいました。

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ちなみにこの「走落」の由来はよくわからないみたいですが、バイカーやチャリダーには縁起の悪い神社だと。。。
まあ、鎮座しているところも急坂を下ったカーブに位置していますしw

みなさん、安全運転で♪

豊能町自体は、どちらかと言えばマイナー感が強いですが、ここ豊能町、そしてこれから行く能勢町と隣県となる兵庫県川西市との三つ境の地にとても有名な寺院がありますので、そちらに参拝しに行くことにします。

その名も「能勢妙見山」

能勢妙見山

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遠い昔この地に北極星の王様が降臨したという「北極星信仰」から始まる「能勢妙見山」
この地を納めていた能勢氏が再興を願い、それが叶い仏門への念が強まり、日蓮宗の高僧「日乾上人」の教えに傾斜し、日乾上人がそれに応え、この地を中心に日蓮宗を広めていったという。。。
北極星の神様が祀られているとあり、礼拝所も日蓮宗の寺院にしてはとても異質な?建物が目を引きます。
また北極星の神様に捧げる神馬もあちこちに鎮座しており、北極星を守る「輔星」の役割も担っているらしいです。

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境内は他の仏教寺院とは違う雰囲気が同居していて、「能勢法華」ならではの仏教世界を感じることが出来る神聖な地でした。

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こんな山の上に作られた能勢妙見山ですが、能勢法華の巡礼以外にもこの周辺は「天然ブナ」の原生地としても有名で「大阪府天然記念物」にも指定されているとあって、ハイキングでもとても人気のスポット。春には山桜、秋は紅葉で常に賑わう妙見山には能勢電というローカル鉄道の終点近くからケーブルカーなどで山頂近くまで訪れることも可能。
せっかくここまで来たので、ちょっと駐車場が閉まる時間近くまでトレッキングも兼ねて妙見山を散策してみます。

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大阪府の自慢のブナの原生林の中を下っていくこと20分ほど山頂から降りていくとケーブルカーの乗り場に当たる「妙見の森」に到着。
流石は自然の恵みに恵まれた地だけあって、湧き水も飲めるスポットもあってトレッキング疲れにはなんともありがたい。
この時期はまだ緊急事態宣言解除前だけあって、人も少なめでしたが、行楽シーズンにはすごい賑わいなんでしょうね。

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時間がそろそろリミットぽいので駐車場に戻り、この日のお宿に向かいます。
次回で大阪を旅する大阪人シリーズも最終回!


大阪を旅する大阪人シリーズ

東大阪市暗峠編
東大阪市なるかわ園地、枚岡公園編
東大阪市石切編
四条畷市編
交野市編
豊能町編←今回


今回の行程

ほしの園地~走落神社~能勢妙見山~妙見の森

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2021年10月 3日 (日)

大阪を旅する大阪人…交野市編

ついに、ついに、ついに。。。

 

緊急事態宣言が解除されましたねえ!!!!!

 

この日をどれだけ心待ちにしていたことか!

勿論羽目は外さず静かに行動しますので、外出させてくだせえお代官様ああ。。。

俺みたいなピーターパン野郎は「自粛」というものが何よりもの拷問。。。
しかし、我慢に我慢を重ねなければならないこのご時世。
まるで戦前の「欲しがりません、勝つまでは」みたいな世界がやっぱり日本には根強いんだよねえ。

心の中では反逆を企てつつも、実質我慢をするという二面仮面生活に辟易としていただけに、早速善は急げ!で出かける準備を♪
またいつ第6波が襲ってくるかわからないし( ;∀;)

と、今後の旅行準備を考えつつも、すでに10月は休みは厳しそうorzΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
運動会も本当なら今週だったのに、緊急事態宣言のために、延期になって1か月近く後ろ倒しになってしまったんですよねえ。。。
何とか11月以降でお休みが取れたら、とは思うんですが、取れるかどうか微妙。。。

来週シフトの話をするから、担当の先生に聞いてみるとします。
ただ、その前に宣言復活がないことを願うばかりですが。。。

と今後に期待を込めて本題に入ります。


大阪を旅する大阪人シリーズ

東大阪市暗峠編
東大阪市なるかわ園地、枚岡公園編
東大阪市石切編
四条畷市編
交野市編←今回

もう一つのサイトも更新中
ETERNAL  WIND~永遠に吹く風~
「大きな株のお話…大波小波の中の株式相場」


四条畷を後に、お隣の交野市に入ります。
水辺自然園のあるむろいけ園地から車で20分もかからないところにあるのが、「磐船神社」

ここは死亡事故が発生してしまい、それ以来一人での参拝が禁じられている岩窟があるのですが、そんな危険なところに何が祀られているのかというと、あの石切編で出てきた饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)が、ここに祀られている大岩「磐船」に乗ってこの地に降り立った」由緒ある地、とあらば参拝しないわけにはまいりません。
このタイミング、誰も周りにおらず、残念ながら一人での参拝は叶わないので、神社境内から見れる範囲内で磐船を拝む。

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この奥に見えるのが大きな巨岩、磐船。
こんな大岩に乗ってやってきた饒速日尊、さすがは力を持つ神様は一味違う。
次回来るときには、友達とか誘って岩窟巡りをしてみたい衝動にかられます。

ちょうど磐船神社を後にする頃、昼時になったのですが、ここ磐船神社近くにある一軒のカフェが人気らしいようで、すぐに道が詰まる。
すごい人気なんだなあ、、、と思いつつ今回は通過。
この地域、要チェックですな。

そんなミニ渋滞を超え?数分いったところにあるのは、今回の交野市一番の名所、「ほしだ園地」です。
またまた園地シリーズ!?
ええ、大阪にはこういった「園地」が多い旨、以前書かせていただいておりましたが、奈良県と大阪府を跨ぐようにある生駒山系、金剛山系にこの「園地」シリーズがあります。

でもここ「ほしだ園地」はいろんな意味で別格です。

早速その「別格」とやらをトレッキングがてら見に行ってみましょう。
園地周辺は自然の山道らしく、ここが大阪なのか?と思ってしまう光景が広がり散策の足も軽くなります。
そして駐車場から10分ほど歩いていくと、早速別格な光景が。

Photo_20211003200101

ん?なんだこの逆三角形の造形物は!!??

Photo_20211003200102

うぉーー!!
これってロッククライミング施設??
かなーり高いところを上っていく強者が。。。

調べてみると高さは16.5メートルもあるんだと。

落ちたらアーメンです(汗)
ちなみにこのロッククライミングウォールの横に見える岩場は、先ほど立ち寄った磐船神社の御祭神「饒速日尊」があの天磐船に乗って降り立った地で「哮が峰(たけるがみね)」と言うらしい。

スタートからなかなかなシーンを拝ませていただきましたが、ほしの園地は紅葉スポットでも有名で秋になると、それはそれは素晴らしい紅葉が園地を彩るので行楽シーズンにはすごい人手になるらしいです。
訪れたのは夏の終わりですが、すでに早い樹は色を変え始めていましたよ。

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このグラデーションも自然のキャンバスに天然の筆で描かれているかと思うと、目の保養になりますね。
さあ、それではほしの園地最大の「別格」の地へ行ってみます。
その場所へのアプローチにはやや体力を使います。
しかし、前日行った暗峠のトレッキングに比べれば余裕綽々♪
麓からその場所までは山を上っていかねばなりませんが、これ位なら何往復もできるわw(嘘です)

ロッククライミングウォールから20分ほど上っていくと展望が広がり、「別格」たる目的の地に到着です。

それが、、、

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ほしだ園地一番の名所、「星のブランコ」です!

ほしだ(星田)という地名もそうですが、ここ交野市は「星」にまつわる地名も多く、星降る里を謳っています。
そばを流れる天野川や北斗七星が舞い降りた交野ケ原等、七夕伝説発祥の地としても有名な交野市。
めっちゃさりげなくオシャンティーやんw

そんな星降る里にかかるブランコ、早速わたってみようと思います。

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長さ280メートル、高さ50メートルとはいえ、なかなかの迫力!
眼下に見える遊歩道がスリリング!!

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夜になってここから眺める星降る世界を堪能してみたくなる地、交野市。
四条畷や交野、どちらも小さな町ながらも、キラリと光るものを持ち合わせる小さなお星さまのような町を2か所めぐってきました。
これで、生駒山系の地域巡りはいったん終え、今度は大阪の北へ移動。

続く

関係リンク

大阪府民の森~ほしだ園地~
磐船神社
交野市星のまち観光協会

今回の行程

水辺の森公園(むろいけ園地)~磐船神社~ほしだ園地

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2021年9月26日 (日)

大阪を旅する大阪人…四条畷市編

今回は飯テロスタートです。
夜中にはご覧になりませぬよう…

石切から枚岡公園の駐車場まで戻ってきた頃には、駐車場の閉鎖時間まで残り僅か。
ふーっ、電車で戻ってきて正解。

前回の石切編はこちら

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「飲み物の秋」

いつもなら大阪府内なので普通にこのまま家に戻るのが通例パターンではありますが、今回は違う。。。
なんと言っても「大阪を旅する大阪人」ですから!

 

 

石切から10キロ弱程、車で向かう先は東大阪市の北に位置する「四条畷市」です!!

四条畷(しじょうなわて)は人口5万ちょっと、大阪狭山とほぼ同じ小さなミニシティです。
四条畷地区と山上の田原地区からなり、田原地区では新興住宅や関西文化学術研究都市の開発があり、四条畷は旧市街、田原地区は新興地区と全くと言っていいほど雰囲気は別の町。
ちなみに田原地区からは奈良県の生駒市からのアクセスがいいので、大阪府民でありながら通勤通学は奈良県に一旦出ると言うなんとも不思議な移動行程をとる方も多いようで。。。

さて、そんな四条畷ですが、特段メジャーなスポットがあるのか、と言われると???ではありますが、なぜここに来た?

それはですねえ、、、

 

 

ここ四条畷で夜長を過ごすためなんですわ!!

 

 

向かうのは四条畷の駅から歩くと15分ほど山の手に向かう一本道を進んでいった先にあるお宿に向かうのです。

そう、のんびり誰にも邪魔されず、部屋で本を読んだりして静かに過ごすのだあ!!
ここに「大阪を旅する大阪人」の主テーマが隠れていたのだ!!

 

では早速お宿でくつろぐことにしましょう♪
今回のお宿は「伊勢屋」さん、ゴールドステッカーを取得したコロナ対策完璧なお宿です。

Photo_20210926191001

今回のお宿、ほぼほぼ他の利用者と会うこともなく、本当静かに過ごすことが出来ます。
食事もこのご時世もあり、部屋食♪
とことんケアしてくださっており安心して利用できます。

そして、ウエルカムドリンク!
にゃんと、自家製だと言う甘酒の登場でございます。

それもいくつかの種類から選んでくださいね、ということでヘルシーなものにはヘルシーで返すべ!と「withトマトジュース」で割っていただくことに。。。

普段あまり甘酒を飲むことはないけど、名物とあればありがたく頂戴いたします。
トマトジュースと甘酒って思った以上に程よい酸味と甘酒の甘みが絡み合ってなんともバランスの良いお味。
口直しの麦茶がニクイね♪

到着早々のおもてなしを満喫させてもらい、夕食までの間は部屋で本を読んだり、お風呂をもらったり。。。
お風呂は家庭風呂ですが、一組入る度に一回一回掃除をなさり、風呂湯も入れ替えてくれる徹底ぶり。
逆に申し訳ない位です。。。

そして19時30分、お願いしていた夕食タイム♪

今回は多分、自分以外に一組おられることは分かったんですが、全くお会いすることなくほぼほぼ完全分離。
食事も部屋食となり、一品一品ご丁寧に持ってきてくださり恐縮至極。

それではしばし爆弾投下!!!!(拡大可↓)

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見てお分かりの通り、ほぼほぼ「大阪の地産地消」メニュー!!
なにわ黒牛をはじめ、大阪府各地の名産野菜をこれでもか、とふんだんに使ったメニューでございます。

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まず出てきたのは、大阪人ならこれ!
「牛スジ煮込み」、うちらは「どて焼き」と呼んでおりますw
まずはビールで乾杯♪
このビールは箕面の地ビール、「ペールエール」!どて焼きをぱくつきグビッ…

う、う、うみゃーい!!!!

緊急事態宣言下でなくば、速攻お代わりモード全開だぜえ!

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なにわ黒牛となにわポークの三種盛り。
なにわポークは以前から知っていたけど、なにわ黒牛は初。
個体識別番号付きのなんてもう贅の極みですよね。

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野菜サラダも勿論大阪各地の地野菜をふんだんに使っていて、大阪人であることの幸せを感じる至福のひと時。
そして、メインディッシュ、なにわ黒牛のサーロインステーキのお出まし♪
しっかりAー5ランクを名乗ってくださっており、もうこれだけでウン千円イッテしまうでしょ、状態。

肉もとっても柔らかくジューシーで!

先ずは何もつけずに一口。。。、

 

う~~~ん、お肉が解けていくなんて久しぶりの味わい♪
至福の瞬間だわ、これ。

 

塩、タレ、揚げニンニクスライス、わさび醤油等好みで味も変えられるので、色々チャレンジ!
どれもいける!!
ステーキの下に敷かれていた甘酒を浸したというパンもまた、食への貪欲な味わい方を教えてくれる!!

あ゛~~、肉お代わりくださいー!!

 

 

と、思っていたら

「もしよかったら、追加料金650円で「牛カルビ丼」に出来ますけどどうします?」

と。。。(勿論なにわ黒牛!!)

それは頼まないわけにはいきません!!

是非お願いシマッス!!

そして現れたなにわ黒牛の牛カルビ丼、、、

 

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えっ、これってカルビ丼!!??

どう見ても高級ローストビーフ丼やん!!!!!
うれしすぎる誤算ですよ、これは!!

650円でこれ食べられへんよ、ホンマ。。。

いや~、ここのお宿、どう利益を出してはるの?
と思う位信じられへんコスパ最高のお宿。
古い建物ではありますが、とても清潔でこれは大阪宿泊の定宿決定やね。
また気晴らししたくなった時で、遠出できない時にはここにきて、至福のひと時を味わいにくるぜ!!

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デザートももらい、静かな空間もいただき、大阪にこんな場所があることを知った大阪人。
地元探究の楽しみの幅が広がった思いでした。
食後は夜遅くまで本を読んで非日常の夜長を満喫。

静かすぎるのは苦手だけど、安心感のある静かさは大歓迎。
また来るぞ♪

そして、朝。
朝食は食堂でしたが、時間を調整してくれているようで、結局誰も出会うことなくチェックアウトまでのんびり過ごすことが出来ました。
配慮に感謝ですね、本当ありがとうございました。

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さあ、それではせっかく四条畷に来たんだし、ちょっと四条畷散策をしてみましょうか。
宿の横には四条畷一番の名所「四条畷神社」が鎮座しております。

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四条畷神社、河内の大武将、楠木正成の息子楠木正行を才神として祀っている神社。この四条畷の地で戦いの末敗れ絶命した武将の神社。
正成が大楠公と呼ばれるのに対し、息子である正行は小楠公と呼ばれているのだとか。

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流石は楠木家由来の神社だけあって、南北朝時代の楠木家の波乱に満ちた世界の一端を感じることが出来ます。
ちょっと調べてみると、、、

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「桜井の別れ」
…父、楠木正成が息子正行に自分が足利尊氏に討たれても、天皇をしっかり守り通すように、と。
ここに彫られている「忠孝両全」とは忠義、孝行共に果たすことだそう。

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…そしてこちらが討たれた父楠木正成の首を目の前に、自決しようとした息子正行を諫める楠木正成の妻であり、正行に当たる母楠木久子の像。
「貞仁両全」、妻として母としての賢人さを表わすものらしいですが、、、(;^_^A

ここ四条畷神社が河内の一大武将、楠木正成ゆかりの神社として多くの地元民に愛されている神社というのがよくわかります。
駅近くの参道から四条畷神社を眺める。

最後は四条畷神社の威厳さを参道から眺める。
坂の上に聳える神社の凛とした姿が遠くにあってもしっかりと拝めるなんて、四条畷一を名乗るだけのことはありますね、今度は電車で来てみよう!

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四条畷にはもう一つ「田原地区」という山の手の地区もあることを冒頭で書きましたが、せっかくですしそちらにも立ち寄ってから次目指す町へ向かうことにしましょうか、その場所が「府民の森 むろいけ園地」
大阪の生駒金剛山地沿いにはこのような「〇〇園地」と呼ばれる自然公園があちこちに点在しております。

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山の手が間近にある四条畷。
気が向いたら軽くトレッキングに行けるほど文明と自然が共存している町。
大阪の魅力をまた一つ感じることが出来ました。

次はむろいけ園地からほど近い、これまた「〇〇園地」に向かいます!!

続く

大阪を旅する大阪人シリーズ

東大阪市暗峠編
東大阪市なるかわ園地、枚岡公園編
東大阪市石切編
四条畷市編←今回

参考サイト

大阪観光局公式サイト OSAKA INFO
箕面ビール
伊勢屋


今回の行程

石切(枚岡公園)~四条畷神社~むろいけ園地

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2021年9月20日 (月)

大阪を旅する大阪人…東大阪市石切編

枚岡公園から暗峠となるかわ園地とトレッキングが終わって十分足はすでに棒状態ですが、もう一踏ん張りして続いての目的地、「石切」を巡ってこようと思います。

前回のなるかわ園地、枚岡公園編はこちら

もう一つのサイトも更新中♪

ETERNAL  WIND~永遠に吹く風~
遠出が出来ない代わりに。。。

 

枚岡からも十分歩いて到達できる距離にある石切の名所と言えば、大阪人なら多くの人が知っている「石切さん」こと、「石切劔箭(つるぎや)神社」
天照大御神の孫に当たる饒速日尊(にぎはやひのみこと)と、息子の可美真手命(うましまでのみこと)が祀られていて、上社に父の饒速日尊、下社に可美真手命が祀られているらしい。
で、この饒速日尊はとても強い方だったようで、石切劔箭の名の由来も「御神威が、強固な岩でさえも切り裂き、貫き通すほど偉大である」ところから来たみたいですよ。
その名の通り、石をも切り裂く力強い神が祀られている「石切さん」、でんぼ(腫れ物)も切り裂くパワーがあると言われ、
疾病を断ち切る神様として百度石を廻るお百度参りもとても有名。

今回は俺も色んなでんぼ(腫れ物)を削ぎ落したく、久しぶりに参拝に訪れた次第。
ここに来たのは10年以上前だったんだねえ。。。

ETERNAL  TREE~永遠の樹~「石切さん」

偶然ですが、この石切さんの記事の後、「大変になってきた。。。」「外郭神戸」とかの記事を書いていたみたいですが、その頃にも「新型インフルエンザ」の事を書いていたみたいで…10年くらいの周期でそう言う未知のウイルスとかがやっぱりまん延したりするんですかね。。。

枚岡の駅からは2キロもない位で、道も平坦なので15分ほどで石切さんの入り口に到着。
また独特な鳥居ですね。

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早速お参りとお祓いを、、、と思ったんですが、もう昼下がりで体力も使ったこともあり、小腹も空いたとあって参道沿いの商店街でお店探し。
そして石切名物の「よもぎうどん」のお店「大和屋」さんへ。

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おっ、ゆきぽよも来てたんだねえ。。。
今回は暑い盛りだったので「よもぎざる」を注文。
5分とせずに出てきた「よもぎざる」、よもぎの天ぷらもサクッと甘みがあって、これなら何枚も食べられそう!
暗峠でカレーとかき氷食べたのに、僅か3時間後にはおやつとして「よもぎざる」を平らげてしまう位腹減っていたんですかね、あっという間になくなってしまいましたw
疲れた身体と涼も取らせてもらい、腹ごしらえもバッチリだぜ!

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それでは、いよいよこれから石切さんでお参り、お祓いをしに行こうと思います。

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ここ石切劔箭神社は下社にあたり、饒速日尊がいる上社よりもメジャーな存在。
それでは早速お参りをし、お祓い処で護摩木を購入。
ここでしっかり厄落としていかねば!!

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護摩木を納め、お百度紐を頂いたらここ石切さん名物「お百度巡り」を開始します。

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境内にある2ヶ所の百度石をグルグル廻って都度都度願掛けを行っていくのですが、初めこそきちんと「厄払いが出来ますように」と念じているのに、途中から「まだ歩くの?」「めっちゃ暑い…」と明らかに邪念が(;´Д`)。。。

そんなブツブツも鹹味し(;´Д`)やっとお百度巡りを終えると軽く一時間越え。。。
うーん、お百度巡り、かなりしんどい。。。これはきちんと体調と季節を選んでリベンジせねば!!

と、石切でのミッションはコンプリート?したので、参道を通って折角ここまで来たことですし饒速日尊の祀られている上社の方にも行ってみようと思います。

参道沿いの商店街も昨今のコロナ禍で影響を受けているのか、閉まっている店も結構あってやや寂しい感じ。
人気の占いの店もほぼ閑古鳥状態。。。早くこの社会全体の厄が落ちますように。。。

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商店街には石切不動明王や日本で3番目にでかい?大仏があったりと賑わいが戻ってきたらもっと楽しんで散策できそう。
次回来るときは、活気ある商店街巡りが出来ることを願いながら、商店街を抜けて山沿いにある上社に到着です。

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下社の賑わいある雰囲気とはうって変わって、上社は誰も参拝者はおらず、何とも静かな一小神社。
この人知れず静かな地に猛者神こと饒速日尊が祀られているのがなんとも不思議な感じ。
ここにも百度石があってこちらでもお百度参りは出来るみたいなので、静かに祈りを捧げたい方はこちら上社の方が良いでしょうね。
参拝後、流石にもう足にかなりキタ、、、
帰りは近鉄

一日かけて東大阪の山辺を巡った訳ですが、今回の旅行記、いつもならここで「散策記」として終了するのですが、テーマは「大阪を旅する大阪人」、この後も続きます。
それはまた次回。。。


大阪を旅する大阪人シリーズ

東大阪市暗峠編
東大阪市なるかわ園地、枚岡公園編
東大阪市石切編←今回


今回の行程

枚岡駅~石切参道商店街~石切劔箭神社(下社)~石切劔箭神社(上社)~石切駅

東大阪編の全行程…枚岡公園から暗峠、なるかわ園地、枚岡神社を経て石切劔箭神社へ

石切劔箭神社
石切参道商店街
神社専門メディア「奥宮」
ピカッと東大阪

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2021年9月12日 (日)

大阪を旅する大阪人…東大阪市なるかわ園地、枚岡公園編

大阪府東大阪市と奈良県生駒市との県境、暗峠。
本当ならまっすぐ生駒市側に降りていきたいところだが、こんなご時世故折り返すことにします。
とは言え、単純に酷道308号を戻るだけでは芸が無いので、ここ暗峠を含む金剛生駒紀泉国定公園の一つ「なるかわ園地」を巡って麓の枚岡公園に戻るコースをとります。

前回の暗峠編はこちら


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~大きな株のお話…夏枯れ相場からの急上昇~


生駒山地の尾根道沿いを歩いて行くと、その横を信貴生駒スカイラインが。
このスカイライン、結構運賃高いんですよね(;゚ロ゚)!!!

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暗峠から峠道を歩き続けて約15分、生駒山を形成するうちの一つ、大原山に着いたのですがこのまま「なるかわ園地」に向かうのは芸が無い。
ちょっとしんどいですが、一旦大原山から中腹まで下った先にある「八代龍王 神感寺」に行ってみます。

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山の中に佇む山寺ですが、結構な大きさの敷地を持っているようで、境内もだだっ広い!そして高低差があり過ぎ、足が重い。。。

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歩くだけでも結構大変な神感寺ですが、八代龍王のお寺らしく、境内の下った先にある龍神窟には4体の龍が鎮座していて何とも厳かな感じ。
広大な境内なのに山寺故か、誰一人として参拝する人がいない中、自然のパワーを身体全体から味わう。

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ここ生駒山系には八代龍王に纏わる寺院が点在していて、パワースポットとしても静かに有名だと。。。
生駒山上遊園地側にある「龍光寺」はその中でも一番のパワーを持つとか。。。
いつかそちらも訪れてみたいものです。

参拝した後はまた大原山まで戻るのですが、時間にしたら大したことないはずなんだけど、今までのアップダウンが大きすぎ、しんどさも倍増気分で一人ブツブツ言いながらやっとこさ大原山まで戻ってきて、やっとここから「なるかわ園地」へ。
園地内は平坦で今までの足腰の負担も大分軽減されてきました。
そして、一番の見晴らしスポット、「ぼくらの広場」に到着。

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絵になるねえ、一本桜と眼下に広がる大阪平野!!

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遙か遠くは大阪市街の高層ビル群も!
ここから見る夜景も函館、神戸、長崎に匹敵するんじゃねえ!?
いつの日か夕方、夜にこの地に再訪して素晴らしき夜景を拝んでみたいものです。

ぼくらの広場からの夜景を扱ったサイトがありました↓
夜景INFO なるかわ園地 ぼくらの広場

ここから枚岡公園周辺までは色んな遊歩道があって、自然と戯れながら楽しくトレッキング出来ます。
まあ、下りで少し気が楽になっているのもあるけどw

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そして麓に降りてきたところにある「枚岡神社」にて今回の暗峠トレッキングは終了。

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ここ枚岡神社は日本最初の天皇「神武天皇」が即位する3年前に創建された2600年以上も経つ神社。
奈良の春日大社もこの神社を祀っていた天児屋根命(アメノコヤネノミコト)と比売御神(ヒメミカミ)が分祀されたことで建立されたという、春日大社の元々の総社でもあり「元春日」とも謂われる由緒正しき神社でもあります。

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神社マニアではないけど、こういったプチ情報を調べてみると、神社巡りもより楽しくなりますよね。
枚岡神社お参りして鳥居をくぐると、にゃんとそこは「枚岡駅」
駅を出たところからもう参道になっているとは枚岡神社、威厳敬しですな!

後半戦は枚岡から駅にして2つ先にある「石切」と言うところまでまた頑張って歩きますか!!

続く

参考サイト

ピカッと東大阪
八代龍王神感寺
大阪府民の森
枚岡神社

今回のトレッキング行程

暗峠~大原山~八代龍王神感寺~ぼくらの広場~枚岡公園~枚岡神社

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2021年9月 5日 (日)

大阪を旅する大阪人…東大阪市暗峠編

暫くは大阪ネタしか出せないなあ、と思っていたんですが、今回の「大阪を旅する大阪人」シリーズ。。。
ええ、いつもの散策シリーズではあるのですが、ちょっとレベルアップ?してみました。
例えるなら、そうですねえ。。。エコノミーからプレミアムエコノミーへのアップグレード的な?_?

と言うことで、大阪を旅する大阪人シリーズスタート♪

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ちょっとした気晴らしも心の洗濯になります


今回は第一弾、スタートとなる「東大阪市」をご案内。
東大阪、大阪府の中では政令指定都市である「大阪市」「堺市」を除くと中核市の中では大阪最大の人口を抱え(おおよそ50万)、中小企業が多く「ものつくりの町」(下町ロケットの世界で有名ですよね)、そして花園ラグビー場があるところでもあり、「ラグビーのまち」としてのイメージが強いかなあ、と思いますが、今回は市街地巡りではなく、奈良に面する東大阪の東部の山辺にスポットを当ててみようと思います。

自宅から東大阪までは国道170号、通称「そとかん(外環)」を延々走り続け1時間ちょっと、スタート地点となる「枚岡公園駐車場」に到着です。
小高い丘の上にある枚岡公園、眼下には東大阪の町並み、そして遠くには大阪市街も見えるなかなか眺めの良い高台。

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ちょっと大阪にもオシャンティーな場所があるもんですね、コンクリートロード口ずさんでしまいそうですw
駐車場横には二重塔の立派な重願寺もあり、これから向かう目的地への安全を願い出発です。

Photo_20210905201002

で、遅くなりましたが今回の目的地は「暗峠」と言うところ。

名前からしてちょっと不気味だと思いません?
この暗峠は昔より伊勢参りの峠道として使われており、交通の要所でもあったようですが、追い剥ぎなどがこの地域によく現れたと言う怖い謂れもありつつ、言葉が転じた説など色々あるようなので、本当のところは分からずですが、今のような文明時代でない頃は夜の峠越えはさぞかし怖かったでしょうね。
標高455メートルの奈良と大阪を隔てる生駒山地の暗峠まで、頑張ってトレッキングしていこうと思います。

枚岡公園から暗峠までは国道308号で一本で向かえるのですが、実はこの国道308号、、、

 

 

ええ、「酷道308号」なのでございます。。。

 

 

 

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うーん、まあ峠越えの道だし多少道幅が狭くなったりという感じなのかなあ。。。
と思った方、いえいえ。

狭いのは当たり前。
実はここからその意味が分かります。
麓の枚岡公園は東大阪市民憩いの公園だけあって、水のせせらぎがなんとも気持ち良い感じで流れている横を歩いたりと何とも、癒やしな空間が目の前に拡がるのですが、、、

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この道、コンクリート道となっており、アスファルトではないのですが、それには訳があり。。。

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この国道308号は「急勾配」が続く「酷道」なんです。
アスファルトだとタイヤとの抵抗が少なく、スリップしてしまうためコンクリートにせざるを得ないとか。。。

枚岡公園から続くこの道沿いにはいくつかのお寺や松尾芭蕉が道中最後に通ったここ暗峠を詠んだ句、「菊の香に くらがり登る 節句かな」の石碑なども有り、急勾配が続く酷道308号のちょっとした癒やしタイムを味わいながら、ヒーコラヒーコラ汗かき進んでいきます。

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しかし、延々続くこの急勾配、通る車なんてそんなにないだろう、と思いきや5分に1回くらいはチャレンジャーなんでしょうか?車が上っていったり下っていったり。。。

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ええ、普通に車の底擦ってしまいそうですけど。。。明らかにローギア1本でも厳しそうな急勾配だが。。。

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↑絶対この急勾配、一回車止ったら、再発進できないよね(;゚ロ゚)!!!

そして、この国道309号最大の難所が現れました!!
このS字状の急勾配、最大勾配ニャンと31%!!
斜度に関してはニャンと40%近く!

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車の轍の数々がこの道の悲惨さを物語っております。。。
分度器をおいたら40度近い角度を上るなんてあり得ないっしょ!

と言うか、歩いてでももうダウン寸前なのに、どうして人間というのはこういう無謀なものにチャレンジしたがるのか。。。
この後、自転車を降りずに上って行く強者が。。。

いや~俺には絶対無理だわ、これ。。。

てか、車でもまあ普通に無理だよね、これw

とこんな滅茶苦茶な酷道をなんとか進んでいくと、やっと少し緩やかな状態になり、(と言っても十分急勾配ですが)一息入れて行きなさい、と言わんばかりに現れたのが、「弘法の水」

やったー!これで疲れた身体を癒やせる!!

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と思ったら、水質調査の結果、飲まないようにしましょう。。。と

え゛~、、、

仕方が無いのでタオルを濡らすだけにして、残りの行程を頑張ります。
そして、急勾配が終わり、右手に棚田が拡がり始めると民家が数軒現れ、道もコンクリートから石道に変わっていく。。。
国道なのに昔ながらの石道がそのまま残っているなんてすごい歴史トリップぽいよね。

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そして暫く歩くと、大阪府と奈良県の県境、「暗峠」に到着です!!

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日本の道100選にも選ばれたこの暗峠道、一時間近くかけて麓から歩いてきただけあって、ちょっとした達成感を味わえますね!!

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峠から見る奈良県側。
今回は基本大阪府で我慢しなければならないけど、緊急事態宣言が解除されてたらまた奈良にも行きますんで、暫しお待ちを♪
折角暗峠に着いたんですし、暑い中頑張ったんだから峠の茶屋で身体を癒やすことにします。

Photo_20210905214301 Photo_20210905214302

この峠の茶屋で名物という「野菜カレー」とこの時期ならではの「抹茶小倉かき氷」!!

疲れた身体にコレは効くねえ!
ピリッとしたものと甘ーくって冷たーいピリ甘のコンビ!!

これでまた昼からの活動も気合いが入るというものです。
続く

参考サイト

ピカッと東大阪

今回の行程↓

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2021年1月17日 (日)

高野の休日…その4(一の橋~奥の院)

所用で大阪市内に行くことになり、出掛けたのですが、出来るだけ人との接触は避けられるよう電車も混んでない車両を選んでなんばへ。
人の流れは大分少なくなってきている感じでしたが、緊急事態宣言の影響でしょうか、結構なお店が休業状態でシャッターを下ろしている状態。
ミナミの街がこんな状況だと、ちょっと心配です。
もちろん新型肺炎ウイルスの猛威が原因なのでこの現況を取り除かないことには経済回復もないのでしょうが、、、

地元の駅で向かいのホームにちょうど高野山行きの特急が入ってきたのですが、日曜の高野山行きの特急が全く乗客が乗っておらず空気輸送状態。。。これから書く高野シリーズの時も静かなものでしたが、観光地としては大変な状況だと、ひしひしと実感。

高野山の静けさは個人的には好きなんですけど、ここまで誰もいないとやっぱり心配ですね。
せめてこの高野の休日シリーズで静かな高野の世界をお伝え出来ればと思います。

それでは高野の休日シリーズ第4弾、今回で最終回となります。

もう一つのサイトも更新中♪
ETERNAL  WIND~永遠に吹く風~
今年はどのような年になるのでしょうね

町の中心から歩いてくると一の橋と呼ばれる奥の院の入り口までたどり着きました。
ここから弘法大師空海が今でもなお瞑想されていると言われる奥の院、御廟まで約2キロの道のりを一の橋から進んでいきましょう。
因みに一の橋から先は「人の世界ではない」とされていますので、十分気を引き締め訪れてください。

高野山の広域地図

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参道の両脇には多くの杉が多くのこの地に眠る魂を鎮める命を受けているかの如く荘厳に聳え立つ。
多くの諸大名の墓所や著名人、歌人などの墓標が高野の地で静かに眠りについておられます。

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伊達家の墓所に。。。

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こちらは武田勝頼の墓。。。

こんなに多くの諸大名達が眠る高野の地、空海の瞑想世界に少しでも近づきたい昔の人々の信心たるものは凄いものがあります。
奥の院の参道を半分位まで来たところにあるのが中の橋と呼ばれる橋の横にある「汗かき地蔵堂」、そしてその側にあるのが「姿見の井戸」

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姿見の井戸をのぞき込むと。。。

 

 

ええ、水面に映る自分の姿が。。。

 

 

ただそれだけなんですけどね。
でも、もし姿が映っていなかったら。。。

 

 

 

その時は3年以内に。。。

 

とフラグだけ立てておいて(;゚ロ゚)先に進みたいと思います。

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参道の苔むす世界は本当高野が精神世界の神秘さを感じるには十分。
自然と文化が混じり合うとこのような世界が展開されるんですね。

2キロ近く歩いてくるといよいよ、高野山の神髄、「奥の院御廟」前に到着です。

御廟手前には「水向け地蔵」と呼ばれる金銅仏がおられ、多くの方々が水をおかけになってらっしゃいました。

Photo_20210117205401 Photo_20210117205402

 

 


ええ、何かおかしい、と思われた方正解!

ここは水掛け地蔵ではなく「水向け地蔵」
金銅仏に水を掛ける作法は間違いなんです。

御供所で塔婆と呼ばれる経木を各地蔵菩薩の前に供え、その経木に水を3回注ぎお供えするのが作法として正しいと。
知らないと、おっと!!と言う目で見られるところでした(;゚ロ゚)。。。

そして、目の前にかかる御廟橋の先には弘法大師空海が瞑想を続けておられる「御廟」が。
この橋から先は瞑想の地(霊域)と言うことで写真なども御法度。
前回はギリギリの参拝で御廟の前でお参りをしただけでしたが、今回はしっかり御廟を参拝していきます。

Photo_20210117205601 Photo_20210117205602

御廟ではまず目の前の拝殿にあたる「燈籠堂」
多くの燈籠の幻想的な雰囲気に気も引き締まります。
燈籠堂には千年以上燃え続ける火が灯されているとあり、静かに参拝。

この燈籠堂を時計回りに進むと燈籠堂の裏手に当たる場所が、弘法大師空海の瞑想の地「御廟」です。
今もなお、この地で瞑想を続けていると言われる弘法大師空海。
このご時世をどのように感じていらっしゃるのか、我々人類に対しての何かしらの警告なのか、その答えはいかに。。。

無事御廟参拝を終えましたので、帰りはさすがにバスで戻るかなあ。
帰りはバスの発着する奥の院前まで行きとは違う参拝道を進みます。
10月中旬でしたが、高野は少しずつ秋の装いをまといつつありました。
紅葉の季節までもう少しって感じかな。

Photo_20210117214505

多くの観光客は大体こちらの参拝道を通って奥の院まで進むことになるでしょうが、この参拝道は諸大名や歌人などの偉人達の墓標で苔むした世界を感じることの出来た一の橋からの参道とは違い、、、

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UCC上島珈琲、、、

コーヒー豆よ、安らかに眠りたまえ…

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シロアリたちよ、安らかに眠りたまえ。。。(;゚ロ゚)

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アデランス。。。毛根よ、静かに眠りたまえ。。。(いや、それはいかん!!)

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ついには新明和の産業用のロケットまで。。。

 

って、ちょっとパロディモードに感じてしまいますが、実は各企業に従事された方々の供養も兼ねているのだとか。
神聖な地においてちょっとホッとさせられる一面もあった高野山、そうそう、御廟にて瞑想をされている弘法大師空海様に捧げられている一日二回の食事も、精進料理ばかりかと思っていたら、実はちょっと洒落ていて時にはパスタなども出されるのだとか。。。

ニャンとちょっとオシャンティーな空海様でしたw

一日巡ってさすがにちょっと疲れましたが、まだ南海からもらったクーポン券が2000円分残っている。
本当は高野山駅までバスで一本で帰ろうと思ったんですが、再度千手院前で途中下車して周辺のお土産屋さんを見て回り。。。

Photo_20210117215701 Photo_20210117215702

ごま豆腐がとてもおいしかったので豆腐スィーツとこれまた高野名物の一つ、「焼き餅」を購入。
しっかりクーポン券使用させていただきましたよ♪

まさかこんなにほぼほぼお金使わずに高野の世界を堪能させてもらえるとは!
さすがは太っ腹南海でございます♪

また時期を見て高野山に来たいと思います!!
心の洗濯をさせていただきどうもありがとうございました。

Photo_20210117215703


高野の休日シリーズ

その1(高野山駅~千手院前)
その2(千手院前~大門)
その3(大門~一の橋)
その4(一の橋~奥の院)←今回


今回の行程

一の橋~中の橋(汗かき地蔵、姿見の井戸)~奥の院(水向け地蔵、御廟)
(御廟前から御廟までの表現がおかしいですが、そのまま進めます)

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